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新緑輝く尾瀬を巡る【第1日】 [尾瀬沼]

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【朝の空気は潤いがあり,ひんやりして心地よい】
[※ 今回,初日はほとんど写真が撮れなかったので2日目の写真を並べています。]

 前回の尾瀬から2週間。尾瀬の変化を探すには十分すぎる時間が経った。
今年は雪融けがやや遅いのが気になるが,春の花たちが一斉に咲き競う季節が始まる頃だ。
この変化に富んだ季節の移ろいを目にしたくて,車を御池に向かわせた。
天気はまずまずの予報が出ている。

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【竜宮小屋から見る朝の光景。やらかしちまったぁ・・・】

御池発10時30分のバスに乗り,真新しい新緑に包まれたブナ平を眼下に見て沼山峠へ。
冷んやりした空気に包まれた森の中に足を踏み込むと,所々に残雪が見られた。
全体の2割程度は雪に覆われていた。
歩き始める頃は青空だったが俄に雲が広がり,大江湿原に着いた時には小雨が降り出した。
正午頃から雨が降り出す予報だったが,ものの見事に的中した。
最近の天気予報は精度が高い・・・。

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【モルゲンロートの至仏山に写る燧ヶ岳の影】

大江湿原も尾瀬ヶ原同様,多くのワタスゲが花を咲かせていた。
しかし,雨が強くなってきたため写真を撮る気にもなれない。
一休みしたかったがビジターセンターは予想通り超満員だったので,長蔵小屋の休憩所に荷物を降ろす。
そこにも,次々と団体客が押し寄せ,かなりの混み具合だ。
雨脚はさらに強くなり、気持ちはさらに落ち込むが,ここで長居もできないと雨具を着けて歩き始める。

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【朝日に照らされて・・・】

だんだん雨の粒が大きくなり、風も出てきて、横殴りに雨が吹き付ける。
いつもなら沼尻休憩所で休憩を入れるところだが,吹きさらしの広場では休む気になれない。
森に入ると木が風や雨を遮ってくれるのでほっと一息つく。濡れていない木道もあったりして荷物を下ろすのに好都合だ。
ふと見渡すと,新緑の森はしっとりと雨に濡れ、生き生きとしていた。大きなネズコの樹皮も艶やかだ。
見晴に着く頃までには雨は上がるだろうと思っていたが,予想よりも天気の回復が遅れているようだ。
大勢の団体の宿泊客で賑わう見晴地区を後に,小雨降る中を竜宮小屋へ。

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【撮影を終えて・・・】

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【尾瀬早春賦】

ロビーで荷物の雨を拭いていると、ちょうどhoriguchiさんの顔が見えた。
また、kazuさんやはっちゃんも宿泊してるという。思いもよらず,突然ミニオフ状態になった。
雨は上がったもののなかなか天気回復のスピードが遅いので夕食後も小屋主さんを交え,ゆっくりと話した。
時折,faceboookの画面を見ながら・・・。いつしか気づくと消灯時間。
そして外を見ると、あんなにあった雲はほとんど消え、月明かりに照らされた至仏山や尾瀬ヶ原が暗闇に浮かび上がった。
星の撮影はできないが、月夜の尾瀬ヶ原を味わうには絶好の天気となった。

沼山峠~尾瀬沼北岸道~沼尻~見晴~龍宮小屋(26,604歩)
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