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■紅に染まる燧ヶ岳[1] [尾瀬沼]

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【夕陽も皿伏山の肩に沈んでいくような季節になりました】

9/30(金)~10/2(日)に,御池~尾瀬沼~燧ヶ岳~御池のコースで尾瀬を歩いてきました。その様子を一日ごとにまとめようと思いますので,ご覧ください。

□9月30日(金)快晴  13,947歩
檜枝岐や尾瀬の山小屋に写真集を届ける時に尾瀬を歩いてこよう,可能ならば燧ヶ岳に登りたいと思った。
秋雨前線や台風の影響で続いた不安定な天候も一段落して,秋らしい天候が戻って来そうなので山小屋に電話をするが,長蔵小屋は既に満館,尾瀬沼ヒュッテのカプセル部屋に空きがあった。山小屋でカプセル部屋?との戸惑いもあったが,どんなものか見ておきたいという気持ちもあり,直ぐに予約を入れた。

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【沼山峠付近から見た大江湿原と尾瀬沼】

御池から9時30分発のEVバスに乗り込む。御池周辺のブナ林はまだ紅葉には早い感じだが,尾瀬が燃えるような紅葉に包まれる季節はもうすぐそこまで来ている。

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【草紅葉が見頃となった大江湿原】

沼山峠休憩所の中は売店部分が取り払われ,広い空間にテーブルと長椅子が数組,寂しそうに置かれていた。尾瀬の山小屋や休憩所が,災害・後継者不足・採算の悪化の関係で,次々に閉鎖や縮小されていくのを見るのは,かつての賑わいを知る者としては寂しい限りだ。

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【初秋の午後の光を受けて輝く尾瀬沼】

久しぶりの沼山峠の道を秋の乾いた空気を体いっぱい吸い込んで,一歩一歩辿っていくと,あっという間に沼山峠展望台に到着。以前は大江湿原や尾瀬沼がよく見えたが,今では周囲の樹木が生長して尾瀬沼が少し見える程度だ。しかし,ドローンから送られてくる映像には,尾瀬に通い始めた頃に見た懐かしい光景が,映し出されていた。その後,草紅葉のピークを迎えた大江湿原に移動して,午後のまったりした尾瀬沼を空撮した。

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【午後のまったりとした時間が緩やかに流れる尾瀬沼】

長蔵小屋に写真集を納品して,尾瀬沼ヒュッテに向かう。長蔵小屋でも個人で宿泊する時は2段ベッドの部屋になることが多いので,カプセル部屋についてはそれほど心配はなかったが,使い心地はどんなものだろう・・・。

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【夕陽を浴びて輝く三本カラマツ】

尾瀬沼ヒュッテにカプセル部屋が設置されたのは2020年で,全部で4室。1つの部屋には6つのカプセル式個室があるが,現在はコロナの影響で3つしか使えない。カプセル部屋には,調光式ライト,アロマ付換気扇,アラーム,コンセントなどがあるほか,高反発マットやクリーニングされたシーツや枕カバーも用意され,思っていたよりも機能的かつ清潔で使いやすかった。しかも,1泊2食付きでは尾瀬で一番安く泊まれる。

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【ナナカマドも輝く尾瀬沼の水面の光を受けて輝きます】

夕食まで時間もあったので,撮影機材を持って尾瀬沼周辺や大江湿原をうろうろする。日没が近くなると雲が上空を行き来し,傾きかけた夕陽の赤い光が,尾瀬沼の澄んだ空を,ゆったりと波打つ水面を,秋色に染まり始めたナナカマドを,より色鮮やかに染め上げた。撮影を終え小屋に戻る。
夕食後,アロマの香り漂う部屋で早めに横になって明日に備える。外はかなり冷えていたが,明日は大丈夫だろうか・・・
*空撮にあたっては,DIPS・FISS・機体登録,関係機関への連絡・調整済みです。

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【元長蔵小屋の夕暮れ】
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コメント 4

Jetstream

どのショットも素晴らしい、絵葉書になります! !(^^)!
by Jetstream (2022-10-06 11:01) 

てばまる

あ~今年は1回も尾瀬沼で空撮出来てない・・・(>_<)
週末と休日限定だとチャンスはあと4回か・・・
by てばまる (2022-10-06 11:10) 

Aqua

>Jetstream さん
ありがとうございます。
そのお褒めの言葉を励みにまた頑張ります。(^O^)v
by Aqua (2022-10-06 11:37) 

Aqua

>てばまる さん
てばまるさんとしては珍しいことですね。大清水に向かう道が閉鎖される前なら,都合が合えば車出しますよ。雪晴れが期待できる週末なら可能性大ですね・・・
by Aqua (2022-10-06 11:44) 

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