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光と水が作る風景【1】 [尾瀬ケ原]

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【 ↑↑↑↑↑ 月暈のかかった月がゆっくりと至仏山に沈んでいきます ↑↑↑↑↑ 】

一時の灼熱地獄のような天気が嘘のように朝夕は涼しさを感じる毎日が続いている。
そろそろ尾瀬も秋の装いを始める頃だ。その変化を見極めたくて,2週間ぶりの尾瀬に向かう。

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【 ↑↑↑↑↑ 今回たくさん見られたイワショウブ ↑↑↑↑↑ 】

この日を選んだのは,少しでも人混みを避け静かな尾瀬を歩きたいとの思いからだ。
お盆過ぎのこの時期は,尾瀬も一段落して閑散としていることが多いが駐車場には車が溢れていた。
青い空が覗く鳩待峠。車の割には人も少なく閑散としている。
アヤメ平に向かう選択肢もあったが,天候も予報ほどよくないので山の鼻に向かった。

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【 ↑↑↑↑↑ ウドの実。森の中の線香花火のようです。 ↑↑↑↑↑ 】

森の中は,オオバタケシマランやサンカヨウの実,カニコウモリ,トリカブト等の花が目に付いたがめっきり寂しくなった。
山の鼻は下山する登山者で賑わっていた。
研究見本園で昼食をとってのんびりしていたが,天候は急激に回復しそうにもないので,龍宮小屋に向かう。

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【 ↑↑↑↑↑ ジョウシュウトリカブト。この淡いグラデーションが素敵です。 ↑↑↑↑↑ 】


上田代付近に差し掛かると湿原の中に数人の人影が見える。今年行っている湿原調査の調査班の人たちだろう・・・
人通りも少なくなったので,ベンチに荷物を置いて空撮を行う。
ちょっと前は鮮やかな緑色の絨毯を敷き詰めたような湿原も,いつの間にか赤茶けた模様が見られるようになった。
午後3時を過ぎるとすっかり人通りも少なくなり,湿原を吹き抜ける風や虫の声が大きく聞こえる。

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【 ↑↑↑↑↑ 上空から見るケルミシュレンケ複合体 ↑↑↑↑↑ 】

小屋に向かおうとすると下山する神﨑さん,湿原調査中の安類さんに次々にお会いして,いろいろと貴重なお話を聞くことができた。
この日は夕方まで薄い雲に覆われていたため写真的な成果はほとんどなかったが,最後の最後に日暈や月暈のかかった写真撮ることができた。

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【 ↑↑↑↑↑ 日没時には日暈も見ることができました。 ↑↑↑↑↑ 】
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