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雪解け進む尾瀬ヶ原【1】 [尾瀬ケ原]

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【上空を激しく雲が行き交い,面白い風景を見せてくれた】

 観測史上最も早いサクラの開花宣言が全国各地で続出した今年は,尾瀬でも温暖化と少雪の影響で雪解けもかなり進んでいるようだが,出かける前日に低気圧が通過し,僅かだが尾瀬は積雪したようだ。冬用タイヤも外してしまい,不安もあったので明るくなってから出かけた。

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【除雪した雪が積み上げられた鳩待峠。シラカバと樹間越しに見える至仏山の残雪が眩しい】

 鳩待峠の駐車場には午前8時頃に着いたが,ほぼ満車状態。平日にも関わらずかなりの賑わいだ。登山者の多くは至仏山で春スキーを楽しむためにやって来たスキーヤーやスノーボーダーである。雲一つない晴天だが,前日の低気圧の影響か猛烈な風が吹いていた。ドローンでの撮影を考えていたので,至仏山に向かう選択肢は消えた。たくさんの人が至仏山を目指す中,山の鼻に向かう。

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【熊棚。木の葉が落ちてしまったためその所在が明らかに。】

 雪が少なめとは言っても山の鼻への木道はほとんど雪の下。完全な雪道の方が踏み外す心配もないし,木道よりも寧ろ歩きやすいくらいだが急峻な場所もあるのでアイゼンを着ける。慣れないせいかアイゼンの爪を引っかけて転びそうになることも何度か・・・。静かな山の鼻に着いた。

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【ほんの一瞬だけ姿を見せてくれた燧ヶ岳山頂】

 相変わらず風は強く,冷たい。その風に乗って風花が飛んできたかと思うと時間とともにその量が増え,遠くに見えるはずの燧ヶ岳も霞んでしまうほどだ。強い風に運ばれた雲が日差しを遮ると一気に寒くなる。家で緩い生活に慣れてしまった体にはかなり堪えた。この強風では楽しみにしていたドローンでの空撮もままならない。

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【フォトジェニックな雲が行き交います】

 今日は,見晴まで歩くだけなので,ロケハンをかねてあちこちふらふらと雪原を歩き回る。雪の中から顔を覗かせたベンチに腰を下ろして,のんびりと昼食をとる頃には,風も一時よりも収まっていた。しかし,燧ヶ岳の山頂はいつになっても雲に隠れたままだ。上空ではいろいろな形の雲が次々と現れては移動していくが,雪原に落ちたその影が忙しそうに移動するのを見ているだけでも退屈しない。

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【上空からの残雪の尾瀬ヶ原。今年は雪解けが早そう・・・】

 上田代周辺の池塘も既に姿を現しているところもあるなど,今年の残雪は情報通りかなり少なめだ。尾瀬ヶ原を西から東に移動するにつれ,その雪の量はさらに少なくなっていき,下の大堀橋から龍宮小屋間は,ほぼ完全に木道が出ていた。風も収まってきたので,空撮も何度か楽しみながら今日の宿「燧小屋」に向かう。

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【拠水林の葉が落ちてヨッピ川の流れがよく見えます】

小屋で受付を済ませたあとは,必要な物だけを持って,夕食まで小屋周辺を歩く。既に風はおさまり雲もかなり少なくなった。天気予報も明日の晴天と冷え込みを伝えていた。今日の宿泊客はただ一人。何度も尾瀬に通ったが初めての経験だ。(゜Д゜)
やることもないし,長時間の慣れない雪歩きと眠さで早々に就寝。明日に備える。

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【景鶴山とヨッピ川】

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【水量豊富な平滑の滝】

*空撮にあたっては,DIPS・FISS登録,関係機関への連絡・調整済みです。
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