初秋の尾瀬に集う② [尾瀬ケ原]
山の鼻を出たのは15時近かったが,オフ会参加者は思い思いに撮影しながら龍宮小屋に向かう。
僕は,ヨッピ経由で向かうことにした。ヤマドリゼンマイの黄葉にはまだ早い感じだが,幸い霜が降りていないため,茶色の変色している所はほとんどなかった。しかし,ヤマウルシも少し色づき始めていたり,日差しもまだ残っているのであちこちで足止めされた。
到着は最後かと心配ながら龍宮小屋に着くと,horiguchiさん,薫さんが出迎えてくれた。てばまるさん,菊地さん,鉄まんアトムさんも既に到着しているようだ。
花見さんやお千賀さん,半田さん夫妻もやや遅れて到着し,オフ会参加者が全員揃った。
今回は小屋主さんを入れて11名。いつもよりちょっと少なめだ。
一緒に夕食をとっていてもいろいろ話は尽きない。
いつもなら夕食の頃は夕景色の撮影でのんびり談笑している余裕はないのだが,今日ばかりは余裕がある。・・・と思っていたら,鉄まんアトムさんが早々に食事を済ませカメラを担いで出かけていった。その後も天候は回復しなかったが,食事後の時間を尾瀬の夕暮れを見ながら過ごすのもまた贅沢な時間の使い方かも知れない。
そして,今回は少し早い7時頃から,食堂でのオフ会開始。
尾瀬の情報交換やSNSのことなどいろいろな事が話題に上る。
一番は尾瀬沼ビジターセンター建て替えのための周辺地区の工事が始まったことだろう。皆,驚き,悲しみ,憤っていた。このメンバーに限らず,尾瀬に興味関心がある人なら誰に聞いても,受け入れられるものではないことは疑いようもない・・・。
普通の宴会だと2時間は結構長く感じるが,楽しい時間はあっという間に過ぎ,気付くと消灯時間が近づいていた。
部屋に戻る前に外に出て上空を確認。所々に星は見えるものの星の撮影は厳しそうだ。
今夜は今日までの寝不足を解消することにするか・・・。(^^)
【2日目の朝。この日は撮影は諦めていたが思わぬ贈り物に感謝。感謝。】
午前1時。ちょっと目が覚めたので外へ。雲は相変わらず尾瀬ヶ原上空を覆っていた。
安心して,また夢の続きを・・・。目覚ましに起こされるまでゆっくり休んだ。
午前4時30分。天候はあまり良くないが,てばまるさんたちは既に出発していた。
小屋を出る頃は,既に明かりがいらないくらいに明るい。十字路付近でオフ会メンバーも数人,撮影していた。それでも,何かパッとしない天気・・・。のんびり散策のつもりで歩いていたら,俄に東の空がオレンジ色に染まりだした。
ほんの数分でこんなにも急変するものか。急いでカメラをカメラを構え撮影する。
燧ヶ岳は山頂部をなかなか見せないが,雲が流れ幻想的な光景が広がっていた。
そして,この日は見ることができないだろうと思っていた朝の光が龍宮小屋の辺りからこぼれだした。
色づき始めたヤマドリゼンマイの黄葉が鮮やかだ。夢中で撮影しているといつの間にか光のない平凡な光景に戻った。これを朝食の合図と思ったかオフ会のメンバーも重い腰を上げ,小屋に戻る。
【少しずつ雲が切れ,光が漏れ出した・・・フォトジェニックな光景が広がる。】
撮影後の暖かい朝食を尾瀬仲間とゆっくりとる時間は,最も充実したひとときだ。
そして,食事後の語らいも・・・。そこに山の鼻からともさん,JUNさんも加わり,恒例の記念撮影タイム。
その後は和風さん達と一緒に食事をとるために9時過ぎには小屋を出て,山の鼻に向かう。
今日は,僕だけ通常ルートで山の鼻へ。歩いていると徐々に天候も回復し,時折日差しも出てきて暑いくらいだ。
【場所によって違いはあるが,ヒツジグサの葉も少しずつ色づき始めていた。】
山の鼻小屋に着くと,和風さん夫妻が待っていてくれた。
徐々に尾瀬仲間も到着し,和風さん夫妻との再会を喜んでいた。
食事後みんなでゆっくりと鳩待峠を目指した。
和風さんの顔色もすっかり良くなり,足取りもしっかりとして元気に鳩待峠に着くことができた。
到着した時の和風子さんの笑顔と涙が忘れられない。
今回のオフ会は龍宮小屋に集まった11名の他,和風さん夫妻,JUNさん,ともさん,こいちゃんを含め16名の方々と交流できた。天候にも比較的恵まれ,想い出に残るオフ会になった。
【アルビノのエゾリンドウ。今年も辛うじて咲いていてくれた。】
【ジョウシュウトリカブトの白と淡い紫のグラデーションが素敵・・・。】
【ヤマドリゼンマイもそろそろ本格的に色づいてきた。】
2016-09-15 02:38
nice!(18)
コメント(2)
トラックバック(0)
そろそろ山は秋色に染まってきますね。
短い山の秋を楽しみたいです。
ブラウザのせいなのか、nice!が打てなくてスイマセン。
by 山子路爺 (2016-09-18 17:06)
まだ秋はずっと先のことと思っていたのですが,以外に早く秋が訪れていました。これから一気に華やかな季節になります。ことしはどんな光景が見れるのか楽しみです。
by Aqua (2016-09-21 02:26)