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「写真展」(個展)開催決定しました・・・ [御案内]

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かねてからの念願であった写真展(個展)が開催されることになりました。
写真集発刊と同時に実施したいとも考えましたが,コロナ等の事情により,写真集発売と同時開催は今回は諦めました。

尾瀬シーズンが終わる「2023年1~3月」頃をめどに「富士フイルムフォトサロン 東京」で行いたいと思います。
コロナ等の関係で,富士フイルムフォトサロンで予定されている多くの写真展が予定通り行えるか不透明な状況ですので,正式な日時は未定ですが,決まりましたら,改めて正確な日時をお知らせいたしますので,万障お繰り合わせの上,是非ご来場いただけますようお願い申し上げます。

現在の写真集の中からピックアップして大きなプリントで見ていただくとともに,今年の新たな尾瀬の光景を加えて皆様に見ていただけるよう,今後更に気合いを入れて精進したいと思います。
宜しくお願いいたします。

https://fujifilmsquare.jp/
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「尾瀬夢幻」を紹介していただきました [御案内]

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4月20日発売の日本写真企画「フォトコン」5月号に,拙著「有馬雅美写真集 『尾瀬夢幻』 ~水が織りなす美しき世界~」を紹介して戴きました。
https://www.photo-con.com/

日本写真企画から写真集を出版すると,作品を紹介してくれるのですが,多くの読者のいる人気の写真誌の貴重な誌面に,多数のページを割いて複数の写真を紹介して戴けるのは大変ありがたいことで,とても感謝しています。写真集から本文に6ページ(7点),広告として1ページ(3点)にわたって,写真集の一部を写真を見ることが出来ます。
今月号は,撮影に関してフレーミング,プロの捉える「臨場感」,撮影テクニックなどについての特集記事もあり,とても参考になりました。

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有馬雅美写真集「尾瀬夢幻」 [御案内]

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「尾瀬夢幻(おぜむげん) ~水が織りなす美しき世界~」の先行予約が,本日Amazonで始まりました。

水が創り上げた桃源郷「尾瀬」を40年以上にわたり撮影してきましたが,その作品群のなかから季節の移ろいを感じる,幻想的で美しい写真をピックアップした写真集「尾瀬夢幻(おぜむげん)」を出版することになりました。

正式な発売日は4月18日と決まりました。本日からAmazonでも予約出来るようになったほか,全国の大型書店やお近くの書店で購入することも出来るようになると思います。
https://www.amazon.co.jp/dp/4865621415/

 尾瀬の幻想的な光景に魅せられていつの間にか40年以上の月日が経過しましたが,毎年欠かさず尾瀬を訪れ,多くの感動的な光景に出会い,益々尾瀬にのめり込むようになっていきました。
この感動的な光景をいつまでも心に残したいと思い,撮り始めた写真ですが,フィルムからデジタルへと撮影の仕方は少しずつ変わり,最近はドローンでの空撮も行っています。そうして撮りためた写真は10万枚。朝靄に包まれた尾瀬,夏の風に揺れるワタスゲの波,夏の日差しに揺れるニッコウキスゲの湿原,朝露を纏って輝く百花繚乱の尾瀬ヶ原,初霜や大霜が降りた朝,太陽が昇ると僅かな風に揺れ煌めく霜・・・・・ などなど,たくさんの光景を目にしてきました。
こうした光景をまだ見ていない方にも是非見ていただきたいと思い写真を撮り続け,多くの方の御協力を得て,何とか写真集という形でまとめさせていただきました。
このブログを御覧の皆様にも,御覧になっていただけましたら幸いです。

【写真集タイトル】「尾瀬夢幻」~水が織りなす美しき世界~
【サイズ】A4版ヨコ(297mm×210mm),ハードカバー(上製本)
【頁 数】100ページ
【作品数】110点
【価 格】3,300円(本体 3,000円+税10%)
【出版社】日本写真企画
【発売日】2022年4月18日
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セツブンソウ咲く【栃木市星野】 [野草]

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【星野に咲き出したセツブンソウ。時期にはまだ少し早い感じです。】

春になると家の庭先に真っ先に顔を出すのが福寿草。
そして,少し遅れて我が家の庭の片隅にセツブンソウがほんの数輪顔を出します・・・
このセツブンソウは,今は無くなってしまった栃木市星野の農産物直売所で購入して植えたものの子ども達です。
毎年,セツブンソウが咲く周囲に少しだけ石灰分を補充して,世話をしていますが,春になって姿を見せてくれるとほっこりします。

家のセツブンソウが咲き出して数日経過した今日,下野新聞に星野のセツブンソウが咲き出したという記事が出ました。
ここ何年か見ていないので星野まで出かけることにしました・・・
今年の冬は寒かったため,花の時期が一週間ほど遅れているようだし,群落自体も小さくなっている感じがしました。

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【複数枚の花びらをもつセツブンソウもいくつかありました。】
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謹賀新年 [御挨拶]

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新年,明けましておめでとうございます。
コロナも少しずつ落ち着き,以前の日常も僅かながら戻りつつあったのですがなかなか急には収まってくれないようです。
今年こそ,もう少し自由に日常生活を楽しめる雰囲気が戻ってくることを願っています。
皆様の御健康,御活躍を御祈念いたします。
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ほぼ皆既に近い「部分月食」 [天文関連]

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【月食が進むにつれ,プレアデス星団(すばる)も一緒に撮影できるくらい暗くなりました】

11月19日(金)の夕方,日本国内の広い範囲で部分月食が見れました。
部分月食とはいえ月の直径の97.8%が隠れる,ほぼ「皆既月食」と言える部分月食です。
部分月食の継続時間は208.4分(約3時間28秒)にわたり,皆既食が起こらない本影食としては1901~2200年で最長なのだそうです。
自宅付近の天候は,月が出る頃にはやや雲が多い,完璧な条件ではありませんでしたが,何とか薄雲の間からその様子を撮影できたので紹介します。

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【食が最大になった頃には月が赤銅色に染まりました】

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【徐々に光が戻り明るくなっていく月】
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第25回NHK「わたしの尾瀬」フォトコンテスト [尾瀬関連]

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今年で25回となり,最後の開催となるNHK「わたしの尾瀬」フォトコンテストの結果が発表されました。
尾瀬仲間や知り合いの方も何人か入賞・入選を果たしていました。
皆さんおめでとうございます。
今回入選された尾瀬仲間・知り合いの方(入選は撮影日順)
【風景の部】
 [ 銀賞 ] 「心躍る尾瀬の夜」hanami(平居 久美子)さん
 [ 入選 ] 「一歩一歩,前へ」鉄まんアトム(広田 博志)さん
 [ 入選 ] 「春の舞」Jun(伊藤 順一)さん
 [ 入選 ] 「早春静寂」桐生 武 さん
 [ 入選 ] 「花あかり」Aqua(有馬 雅美)
 [ 入選 ] 「湿原の朝」巻島 秀男 さん
 [ 入選 ] 「秋のかがやき」田島 健一郎 さん
【動植物の部】
 [ 金賞 ] 「鹿も駆ける尾瀬の秋」てばまる(池田 敏紀)さん
 [ 入選 ] 「我先に」巻島 秀男 さん

 今回も,オフ会などで御一緒させていただいた方を中心に面識のある方を紹介させていただきました。
 私の写真は沈む夕陽に照らされたミズバショウの苞が提灯のように一つ一つ輝いていたので思わずシャッターを切った一枚です。今年で最後となるこのフォトコンですが,最後も何とか入選を果たせて良かったです。
 ただ,ドローンで撮影した写真は出したい作品がたくさんあるのですが,対象外のようなので今回も応募していません・・・

巡回写真展は,まず高崎シティギャラリー第2展示室で,
令和3年12月10日(金)~15日(水)[午前10時~午後5時,最終日は午後4時]まで今回の入選作品の写真展があります。
尾瀬の仲間や知り合いに会ったり,大伸ばしされた作品を見たりすることができるのでそちらも楽しみにしています。
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晩秋の尾瀬ヶ原を歩く【2】 [尾瀬ケ原]

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【一面の大霜に覆われた尾瀬ヶ原】

10月25日(月)(晴れのちくもり)

昨夜は満月を少し過ぎたばかりなので,月が煌々と湿原を照らしていたが,無理に起きだして撮影するほどでもないと判断してその夜の撮影は見送った。
目が覚めたのが4時30分を回った頃。消灯で暗くなった部屋でライトを頼りに出発準備を進める。朝弁当と一緒に出していただいたお茶を一口飲んで小屋を後にする。

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【徐々にモルゲンロートに染まる至仏山】

周囲を見渡せば,雲はほとんどなく,既にライトはいらないくらいに明るい。木道や湿原はかなりの量の霜が降り真っ白だ。拠水林も大きなカラマツも葉っぱの先までまで真っ白になっている。今朝は疑いようもないくらい完璧な大霜だ・・・。

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【寺ヶ崎付近から顔を出す太陽と大霜に輝く樹氷】

こんな願ってもない好条件を目前にして気持ちは焦る。太陽が昇る前の大霜の湿原,夜明け前の静まりかえった湿原の様子を何とかカメラに収めたい。それに,ドローンでの撮影を考えると龍宮小屋までは行かないと・・・ 急に慌ただしくなるが,時間ばかりがどんどん過ぎていく。

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【神は細部に宿る・・・】

何処にカメラを向けても,絵になるから困る。カメラを変え,切り取り方を変え,露出を変え,あれこれ試しながら何枚も何枚も撮影する。すると,至仏山頂が赤くなり始めた。時間とともにその赤い光は至仏山の麓に向かって降りていく。

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【無風快晴の朝。至仏山が綺麗に逆さまに見えていた】

しかし,その光が突然消えた。東の空に朝日を遮る雲があるのか・・・。上空を見上げると薄い雲が上空に進出していた。せめてもう少し,この幻想的な光景を見せてくれ・・・と心の中で願わずにはいられなかった。
至仏山を照らす朝陽は気まぐれだが,その光は徐々に降りてきて湿原に届こうとしていた。

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【大霜に包まれた龍宮小屋】

急いで空撮の準備をして,急いでドローンを空へ飛ばす。昨日見た,茶色の湿原は大霜で覆われ,パステルカラーの柔らかな色に塗り替えられていた。すっかり葉を落とした拠水林の枝は真っ白になり,作り物のクリスマスツリーのようだ。黄葉が見頃を迎えていたカラマツの先端まで白い粉雪を振りかけられたようである。
何という光景・・・。大霜の湿原は美しいがやはり光があるのとないのとでは大違いだ。

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【大霜に包まれた朝の尾瀬ヶ原】

しかし,美しい瞬間は長くは続かない。この光は大霜に覆われた湿原を美しく見せるのと同時に,美しさを損ねる大敵なのだ。この温かい光に当たることで大霜はみるみる溶けて,いつものありきたりな光景に変わってしまうのだ。
しかし,夢中で空撮していて気が付かなかったが,バッテリー2本分の空撮を終える頃には,上空を薄い雲が支配し,ほとんど朝陽は射さなくなっていた。

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【大霜の朝,煌めき輝きを増す森】

撮影も一段落したので,ちょっと一息ついてベンチに腰掛け,朝弁当を食べていたが,時間が経っても状況が好転することはなかった。ただ,日差しがなかった分,大霜が溶けるスピードが遅くなり,長い時間大霜の湿原を見ることができたのも,ある意味幸運なのかも知れない。
昼前には曇る予報だったが,天気の崩れが予想よりも早まったのだろう・・・。 この大霜を長時間見ることができただけでも大収穫である。
湿原を歩く人は時間とともに増えていったが,その日はもうほとんど撮影することもなく,鳩待峠に向かった。

*空撮にあたっては,DIPS・FISS登録,関係機関への連絡・調整済みです。

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【荘厳な朝の幕開け】
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晩秋の尾瀬ヶ原を歩く【1】 [尾瀬ケ原]

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【朝早く雪降る鳩待峠を出発します】

10月24日(日)(雪のち晴れ)
最盛期の紅葉が見たくて出かけたのが先週だったが,僅か4日後の尾瀬沼や尾瀬ヶ原には初雪が降った。本格的な大霜や新雪が見られるのはもう少し先かなと思っていたが,例年よりも冷え込むのが早いようだ。
10月ともなれば,紅葉の情報に混じって,初霜・初氷・初雪などのニュースが届けられ,一喜一憂していたのだが,温暖化とともに,冬の訪れは年々遅くなる一方,尾瀬の山小屋の小屋締めも早まり,シーズン中に尾瀬ヶ原や尾瀬沼の雪景色を見る機会は年々少なくなっていた。やはり,新雪に覆われた尾瀬を見たい,贅沢を言わせてもらえば,紅葉と新雪のコラボが見れたら完璧なんだが・・・。

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【雪はそれほど積もっておらず,日陰などに僅かに前日の雪が残るのみでした】

これも温暖化の影響なのか,このところ,夏が終わるといきなり寒くなり,秋が短くなったように感じる。今年も暑い夏が終わったと思ったら,一気に寒さが来た。秋の準備が整っていないところに,急に寒気がやって来て自然も戸惑っていることだろう。
突然,ライブカメラやSNSで見る真っ白に雪化粧した至仏山がモルゲンロートに染まる光景は,美しく神秘的であった。天気が崩れるとは思ったが,ここまで雪が降るとは予想できなかったから,この状況を知った時は,その光景の中に自分がいないことが悔やまれた。
この雪は数時間後にはほとんど消えてしまったが,この先,できれば紅葉の残る早い時期に雪が降ったらすぐにでも出かけたいとの思いを強くした。待つこと数日。その願いをかなえてくれるかのような予報が出た。これは行くしかない・・・。冬用タイヤに交換し,その日を待った。

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【徐々に青空が広がり,至仏山も山頂が見えてきました】

予報通り,尾瀬に雪が降り始めた。しかし,降り過ぎると通行止めになる事もあるのでその前に駐車場に着かなくては。金精峠を越えると一気に雪景色だ。道路脇に佇むシカの群れに何度もドキッとさせられながらも,何とか新雪で真っ白になった鳩待峠駐車場に到着。僅か10台ほどの車が止まっていた。エンジンを止め,シュラフに潜る。静まりかえった暗闇で風がうなり,車を揺らす・・・

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【晩秋の尾瀬ヶ原・上田代。湿原に雪が殆どないのはやはり残念】

明け方近くになると,この雪を知ってか知らずか次々と車が入ってくる。外は相変わらず風が強い上,雪もまだ降り続いているようだ,しかし,いつまでもこうしていられないので準備をして,山の鼻に向かう。
林内は風もほとんどなく,風に飛ばされてしまったのか積雪も思ったほどではない。霧も立ち込め,幻想的な森を歩くのは心地良い。ただ,雨に濡れ,うっすらと雪が積もり滑りやすくなった木道は一瞬でも気を抜くと大怪我に繋がりかねない。滑り止めを付け慎重に登山道を下り山の鼻に着いたが,営業している山の鼻小屋を除いてはすっかり雪囲いで覆われ,静かな時間が流れていた。

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【青空を映す池塘と降ったばかりの雪を僅かに残す湿原】

雪はやんだものの,青空さえ見えない。徐々に回復するとの予報ではあるが,燧ヶ岳と至仏山の山頂も雲に隠れたままだ。期待していた雪も殆ど溶けてしまい,日陰に僅かに残るのみである。救いは周囲の山々に真っ白く残り,終わりかけの紅葉とともに晩秋の光景を見せてくれていたことだ。この雪が溶けてしまわないように,写真を撮りながら先を急ぐことにする。

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【紅葉の山々と新雪のコラボは心が洗われます】

牛首分岐あたりに着く頃には,青空が広がり,至仏山や燧ヶ岳の真っ白な頂もその姿を現してくれた。ここぞとばかりに空撮を始め,上空から雪の状態を確認するが,殆ど雪が残っている場所はなく,思い描いていたような光景を上空からは見ることができなかった。
しかし,周囲の山は何もない晩秋の尾瀬とは違い,僅かに残る降ったばかりの雪の白,まだ何とか見頃のブナの紅葉,針葉樹の緑。所謂「三段紅葉」の色合いに染まり色鮮やかだ。そこにスポットライトが射し込み,見事な光景を造り上げていた。

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【紅葉の森と新雪の森。季節は確実に進んでいきます・・・】

「東電下の大堀橋」と「ヨッピ吊り橋」は既に橋板が取り外され,橋桁のみになっているが,ここを慎重に渡り東電小屋に向かう。この日ヨシッ掘田代で会った人は僅か2名。ほぼ貸し切りだ。なんて贅沢な・・・ 殆ど人が行き交うことのない道を辿って見晴へ。今日宿泊する「燧小屋」以外はこの日で営業を全て終えるが,檜枝岐小屋の喫茶コーナーは幸い営業していたので,いつもの野菜の素揚げ入りカレーを注文した。

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【景鶴山と紅葉の森。今年はまだまだ紅葉も見られます】

昼食後,早めに燧小屋で受付を済ませ,荷物を置いて周辺をぶらぶらする。夕食まではまだたっぷり時間があるので,小屋締めができたのか気になっていた龍宮小屋に向かった。龍宮小屋では澄夫さんたち3人が,「今日やっとヘリが飛んだので下山できる」と最後の点検をしていた。直ぐにでも下山できそうだったが,思いの外,時間もかかっていたので,最後の点検をする皆を尻目に見晴に戻る。

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【いわゆる「三段紅葉」が美しい・・・】

尾瀬全体で唯一空いているのがこの燧小屋だけになったので,混雑しているのかなと思ったが,宿泊客は全部で12名ほど。その中には見晴休憩所等の閉所作業に当たるKさんもいた。久しぶりに会い少し談笑することができた。マイタケ御飯で夕食を済ませ,のんびりと風呂に浸かり,暖かい布団でゆっくりと休んだ。やっぱり車中泊とは比べものにならない。昨日の分までゆっくり休んだ。

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【こんな寒い時期なのに,今頃,龍宮小屋で咲いていたアケボノソウ】

*空撮にあたっては,DIPS・FISS登録,関係機関への連絡・調整済みです。
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秋は夕ぐれ・・・ 【2】 [尾瀬ケ原]

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【夕霧漂う湿原に沈む上弦の月とひときわ輝く木星】

10月15日(金)(快晴)
月没時刻が午後11時30分前後である事を確認し,アラームをセットして一眠りした。アラームに起こされて小屋から窓の外を確認すると夜霧にうっすらと浮かぶ至仏山の直ぐ上に月が輝いていた。撮影をしようとカメラを持って小屋から出る頃には,明るさが少しずつ失われ,月の赤みが増していくところだった。急いでカメラをセットして数枚撮影した。数分後には霧に霞んだ至仏山の右肩に沈んでいった。月が沈んだその後にはぼんやりとした余韻と満天の星空が残された。遠くの池塘には月の撮影をしていたと思われる明かりが点滅していた。たぶんMさんだろう・・・。この夜の主役はやはり月。星の撮影もそこそこに切り上げて部屋に戻った。

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【朝靄に浮かぶ燧ヶ岳から登る朝日】

モルゲンロートが始まるのはこの時期になると5時30分前後と真夏の頃に比べ,1時間以上遅くなる。木道の資材の置かれていないヨッピ方面に向かうことを考えて,4時30分に起き出し,5時には小屋を出る。玄関先にはMさんのスリッパが並べて置いてあった。見習わなくては・・・。

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【モルゲンロートの尾瀬ヶ原】

小屋を出ると周囲は朝靄に包まれているが,上空には青空が広がる。クマとの遭遇による事故防止のため木道の周りの草は刈られていて朝露に足下がビショビショにならずに済むのはありがたい。ヨッピ橋に向かうとだんだんと東の空は明るくなるが,朝靄が濃く,ビーナスの帯や朝の濃紺からオレンジ色に変わるあの独特の色合いの変化を見ることができないのは寂しい。

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【龍宮小屋前に出現した白い虹】

朝陽が至仏山を赤く染め始める時間になっても一向に朝靄が晴れる気配はない。何とかつながる携帯でライブカメラを確認すると,至仏山の周囲には雲はなさそうだ。これなら,上空に出れば間違いなく至仏山や燧ヶ岳が見えるはずだと思い,真っ白な湿原からドローンを上空に飛ばす。あっという間に朝靄を飛び越え,上空に広がる至仏山や燧ヶ岳が織りなす光景がモニタに映し出された。時間とともに赤い光が照らす範囲は広がるが,見える景色に大きな変化はない。

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【上空から見た白虹。靄や霧が朝靄の上空にもあれば円になるのだが・・・】

光が湿原を照らす時間になると,朝靄も急激に動き始め,樹林帯から登る太陽がだんだんはっきり見えるようになる。この光があれば・・・ と太陽の反対側に目をやると,湿原の池塘の上にうっすらと待望の白い虹が架かる。今回はこの白虹と最盛期の紅葉が見たかったので,上空で地上で夢中でこの白虹をカメラに記録する。
撮影に没頭していると時間を忘れてしまうが,朝食の時間はとっくに過ぎていた。

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【東電尾瀬橋付近の只見川周りの紅葉】

小走りで小屋に戻り,朝食を食べていると小屋の前には小屋主さんを始め,宿泊客が何人か集まっている。見ると,この日一番はっきりした白い虹が,小屋の前に架かっている。しかもこんな時間に。急いで朝食を済ませ,カメラを持って外に出るが,その時もまだ白い虹は見えていた。この周辺はやはり条件的に白い虹が見やすい場所である事を実感した。その後は急速に朝靄が移動し,雲一つない秋空が昨日に引き続き広がった。

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【華やかだった尾瀬の紅葉も終盤戦】

龍宮小屋での今年最後のドリップコーヒーをじっくり味わいながら小屋主さんと談笑し,今年のお礼を言って龍宮小屋を後にする。
時間もあるし,天気も良いので尾瀬ヶ原をぐるりと回ろうと思い,見晴に向かう。今週末で今年の営業を終える山小屋が多く,既にいくつかの山小屋の周囲は雪囲いで囲まれ,間もなくシーズンが終わることを嫌が上にも感じさせていた。
東電小屋のヨシッポリ田代,只見川の拠水林の紅葉はややピークを過ぎてはいたが,最後の華やかな姿で出迎えてくれた。この日も相変わらず一日中雲のない天候で撮影には困ったが,紅葉に染まる尾瀬ヶ原の様子をスナップし,ドローンで空撮しては鳩待峠に向かった。

*空撮にあたっては,DIPS・FISS登録,関係機関への連絡・調整済みです。

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【ヨシッポリ田代付近から見た紅葉の尾瀬ヶ原と拠水林】
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