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謹賀新年 [御挨拶]

新年明けましておめでとうございます。
旧年度中の写真集の発行及び,富士フイルムフォトサロン東京を皮切りに実施しました3回の巡回写真展の開催にあたりましては,多大なる御心遣いを戴き,誠にありがとうございました。改めて御礼申し上げます。
皆様よりいただきました御厚情を糧として,これからも新たな作品作りに励んでいく所存ですので,引き続き御支援頂けますよう心より御願い申し上げます。
最後になりますが,御家族の皆様の御健勝と御多幸を心よりお祈り申し上げます。
■秋風に誘われて・・・(3) [尾瀬ケ原]

【予想に反して晴天が広がり,朝靄に包まれた朝になりました。】
10月16日(水) 晴れのち曇り 17053歩
トイレに起きた時に外の天気を確認するのはいつものルーティンだが,今回はそれさえする必要もないだろうと部屋に戻り,ウトウトするものの早めに目が覚めた。
5時に起き出して,雨が降っていなければ朝食までの時間,龍宮十字路辺りの撮影をしようとカメラ一つで,サンダルを突っかけて小屋を出てビックリ。なんと雲はほとんどなく,それどころか東の空に浮かぶ雲が僅かに茜色に色付いている。しかも,待ち望んだ朝靄もたっぷり出ていた。「こりゃぁ,絶好の撮影日和・・・」大急ぎで撮影機材を部屋に取りに戻った。

【朝靄の上空にはモルゲンロートに包まれた至仏山が聳えていました。】
そして,龍宮十字路付近のベンチに荷物を下ろし,そこを起点にあちこち撮影を始める。龍宮小屋のいいところは撮影ポイントが近くにあるために移動まで時間をとられないことだ。直ぐに準備を済ませ,空撮も始めた。朝靄に覆われぼんやりとしか見えなかった朝焼けも,ドローンを飛ばして上空から見るとキャンバスとなる雲が少ないのがちょっと物足りないが,燧ヶ岳や至仏山の上空の雲をピンク色に染め上げる綺麗なモルゲンロートが見られた。

【朝靄に包まれた尾瀬ヶ原の様子です】
やがて,朝靄の上にも朝の光が届けられ,徐々に零れた光が湿原に射し込むようになると紅葉した樹木をより一層鮮やかに際立たせる。あちこち上空を飛び回り,紅葉の山々と朝靄の織りなす錦絵巻を動画で静止画で思う存分撮影した。地上の様子も確認し幻想的な光景が見られた時は,ドローンをホバリングさせ,ミラーレス一眼でも撮影をした。多分今日一日頑張ってもこのような光景に出会えないのは明らかなので,今日一日分の撮影をするつもりで角度や画角,露出を変えて一期一会の出逢いをしっかりしっかり記録に留めた。

【時間とともに朝靄の隙間まら朝日が零れ,湿原にもスポットライトが・・・】
朝食時間にかなり遅れてしまい,小屋の方には毎度の事ながら迷惑を掛けてしまったが,急いで小屋に戻って食事をとり,チョッパヤでパッキングを済ませた。その後は,小屋の清掃が始まるまでの間,小屋主さんとおしゃべりして,今年最後になるであろう挨拶を交わして龍宮小屋を後にした。
小屋を出る頃は,時折陽は射すものの暗い色の雲が空を覆いいつ雨が降り出してもおかしくない状況だったので,途中で休みを入れることなく山の鼻までの道を急いだ。山の鼻でトイレ休憩していると霧雨が降ってきたので,本格的に降り出す前に鳩待峠に着こうと急ぎ足で山道を辿った。
*空撮にあたっては,DIPS2.0での各種登録,関係機関への連絡・調整済みです。

【撮影を終え,小屋に戻る頃には最後のスポットライトが湿原を照らしていました。】
■秋風に誘われて・・・(2) [尾瀬ケ原]

【北岸道を通り見晴へ。この頃にはすっかり秋空が広がりました】
10月15日(火) 曇りのち晴れ 26345歩
長蔵小屋は宿泊料金を少しでも安く上げようと相部屋にしたが,カーテンで仕切られた昔ながらの部屋で,ある程度プライバシーが確保できるのは助かる。同室の人に余り気を遣わずぐっすり休む事ができた。深夜に一度,外を確認するが,雲に覆われて星もほとんど見えない。今朝はゆっくり朝食をとるパター^ンかなと思いつつ再びの眠りにつく。5時頃に目が覚めた。食事の時間までまだ時間があるので,天候は相変わらず好転しないし,朝靄も全く出ていないけれど,撮影機材を準備して元長蔵小屋横のベンチに向かう。

【尾瀬沼に浮かぶ水草もすっかり秋色に染まっています】
既に2名ほどが三脚を立てていた。一人は巻島さんだった。星の撮影をしたくて早起きをしてそのまま戻っていないということだった。日の出が近くなるにつれ,大江湿原の上空を行き交う雲や燧ヶ岳の山頂を隠し続ける雲が僅かに茜色に染まった。時間を確認すると,既に朝食時間となっていたので,適当な時間で撮影を切り上げ小屋に戻った。

【水面に浮かぶ水草が強い日差しを受けて輝きます】
それほど遅れることなく,朝食の席に着き温かい食事にありついた。冷えた朝弁当のおにぎりとは比べようもない。撮影するものもそれほどあるわけでもないいし,何より天候がパッとしない。予報では日中は晴れるはずだが,ひょっとしたらこのままぐずついたままかも・・・。帰ろうかなと言う気持ちもまた芽生えたが,間もなく尾瀬のシーズンも終わるし,山小屋に泊まるのも今年最後なので尾瀬ヶ原に向かうことにした。当初は御池・燧裏林道経由で行こうと思っていたが,天候も芳しくなかったので,真っ直ぐ段小屋坂経由で行くことにした。荷物をまとめ,出発前に巻島さんに挨拶しようと思ったが,見つからなかったので先を急いだ。

【沼尻から見る光景を少し浮かして尾瀬沼の上から】
北岸道をゆっくりと歩ていると徐々に雲間から光が射し込み,黄葉した木々にスポットライトを当て始める。このまま天候が回復してくれたらと思いながら歩いていると,願いが通じたのか沼尻に着く頃には,低い雲はすっかり消え,秋の高く青い空が広がっていた。すっかり秋らしい天候になったので,沼尻休憩所のテラスからドローンを飛び立たせ空撮した。沼に蔓延る水草の一部が黄葉したり,朝の光を反射して綺麗だった。

【尾瀬沼の紅葉は派手さはないが,僅かな紅葉が水面に映って綺麗です】
空撮を終え,秋の日差しに照らされる黄葉が美しい尾瀬沼を後にして尾瀬ヶ原に向かう。白砂湿原を越えると樹林帯の中を歩くので,まだ暑い日差しを避けられるし,何より透過光越しの美しい紅葉や黄葉が次々と目前に現れ,飽きることもなく見晴に着いた。高度が低い分,尾瀬沼よりも尾瀬ヶ原の紅葉の方が遅れているようだが,尾瀬ヶ原の周辺は,赤く色付く広葉樹が多いので,尾瀬沼周辺よりも紅葉は華やかに感じる。さらに,猛暑の影響も加わって,紅葉が遅れているのは確かで,この週末辺りに見頃を迎える感じだ。とすると例年よりも10日も遅い紅葉と言うことになる。

【尾瀬ヶ原もすっかり周辺の山々の紅葉が始まっていました】
見晴では,既に原の小屋,第二長蔵小屋,尾瀬小屋の三つの山小屋が既に営業を終え,冬囲いを始めていた。尾瀬小屋の生ビールとスパイシーなカレーを楽しみに歩いてきたのでちょっとガッカリ。仕方なく檜枝岐小屋のカレーでお昼にした。昼食後は,山小屋にチェックインするのには早すぎる時間なので,ヤマスタのコンプリートを目指して,東電小屋経由で龍宮小屋を向かうことにした。

【三条の滝は展望台工事のために早々に閉鎖になっていたので上空から】
途中で工事中で立ち入り禁止となっている三条の滝の空撮を行い,東電小屋に着く頃には,低い雲が青い空よりも優勢となってしまった。しかし,ベンチで休んでいると,その雲間からいい感じで景鶴山やヨシッポリ田代を取り囲む山々にスポットライトが落ちる絶好の撮影チャンスとなった。撮影にはピーカンよりも,寧ろ,個性的な雲やスポットライトが飛んだり跳ねたりしてくれた方がありがたい。

【湿原内にもススキがたくさん揺れ,尾瀬の秋を演出しています】
暫くじっくりと撮影し,龍宮小屋に向かった。雲もすっかり分厚くなり,今日も彗星の撮影は無理そうだ・・・。撮影するものも少なくなったので,早めに小屋にチェックインした。約4か月ぶりの尾瀬。そして,今年初めての龍宮小屋宿泊となってしまった。受付を済ませ,今年最初で最後の龍宮コーヒーをしみじみといただいた。今日はすっかり雲に覆われ夕焼けもないだろうし,明日は朝から「雨時々曇りの予報・・・」となれば,朝焼けもないだろうし,撮影に時間をとられることもない。今年のラスト尾瀬をじっくり楽しもうと腹をくくった。

【雲が多くなり,あちこちにスポットライトが落ちる天候になった】
一年ぶりとなる小屋主さんとゆっくり話をして,熱々の風呂に入って今日の疲れを癒やし,夕焼けを気にして慌ただしくご飯を掻き込むこともなく,のんびり夕食をとった。これぞ贅沢な尾瀬の山小屋満喫ライフ・・・ あとは寝るしかない。明日もこののんびりとした贅沢な時間の使い方は続く・・・ と思っていた。
*空撮にあたっては,DIPS2.0での各種登録,関係機関への連絡・調整済みです。

【尾瀬の周辺の樹林帯もそろそろ見頃を迎えそうです】
■秋風に誘われて・・・(1) [尾瀬沼]

【ブナの黄葉も遅れていましたがやっと見頃を迎えそうです】
■10月14日(月) 快晴 15291歩
例年9月に実施されていたオフ会の開催は,諸事情により今年も見送りに。その後,天候が思わしくなかったり,都合が付かなかったりで,暫く行けていない尾瀬に早めに出かよう・・・と思いつつも,いつの間にかシーズンオフ目前となってしまった。やっと秋らしい天候になり,せめて紅葉だけでも見たいと思ったが,久しぶりの好天と3連休が重なり,どこの山小屋もいっぱいだった。それでも何とか空きを見つけて14日から出かけることにした。
尾瀬の紅葉は9月の草紅葉から始まり,10月の体育の日を含む3連休の頃に周辺を取り囲む山々の紅葉が最高潮を迎える。しかし,ここ数年地球温暖化の影響で年々平均気温が上昇し,紅葉の見頃も徐々に遅くなりつつある。今年もかなり遅れているようで,入山する頃がちょうど見頃ではないかと思った。
日光での渋滞を考慮して,いつもより早めに出発したおかげでいろは坂や奥日光での渋滞には巻き込まれることなく戸倉に着く。急いで必要なものを持ってバス停に向かった。紅葉には少し早い山並みをぼんやりと見ながら大清水へ。さらに,そこで待ち構えていたシャトルバスに乗り込むとあっという間に一之瀬に着いた。

【紅葉のトンネルから見る澄み切った秋の青い空】
上空は青く,雲一つない。日差しはまだまだ強いが,吹き抜ける風は乾ききっていて心地良い。ただ心配なことはただ一つ・・・。荷物は増える一方の撮影機材のため相変わらず重いし,体力もなくなっている上,暫く山歩きをしていないので前のようにちゃんと歩けるのか。最悪,今日一日かけて這ってでも尾瀬沼に着けばいいぐらいの気持ちで歩き始めた。やはり,歩き始めがきつく,急な斜面になるとゆっくりしたペースにも拘わらず息が切れる。休んではゆっくりと周りを見たり,写真を撮ったりすることで呼吸を整える。スナップ写真を撮る事はいい足休めになっている。(^^ゞ

【いつもは真っ先に黄葉するカンバの森も今年はちょうど見頃だった】
岩清水の冷たい水で口を潤し,一息つくと,やっと周りをじっくりと眺める余裕も生まれた。今夏は連日の晴天続きで,気温は過去一と言えるくらい暑かったものの,夏の日差しはイヤというほどあったし,こういう年は紅葉は綺麗なのではないかとの淡い期待もあったが,やはり,気候に翻弄された植物にはかなりストレスがあったようだ。全体的に見て,まだ紅葉には早い上,紅葉すべき葉っぱはチリチリになっているものや黒ずんでいるものが多く,このまま時間が経過しても綺麗に色づくとは思えない。このまま一気に枯れてしまう可能性の方が高そうだ。又,既に紅葉しているものも本来の鮮やかさがなく,くすんでいた。

【尾瀬沼に繁茂する水草が太陽の光を受け眩しく輝く。その間を縫って水鳥が忙しそうに行き交う】
少しずつだが登山のペースも安定して登れるようになり,少し自信も回復した。この大清水~三平下ルートは尾瀬の中でも木道の痛みが最も酷い場所の一つだが,徐々に整備が進んで少しは歩きやすくなっていた。尾瀬沼山荘に着き,期間限定のきのこ汁を注文して昼食にした。その後,ドローンのアプデートのために早々に長蔵小屋にチェックインする。

【秋空広がる尾瀬沼】
ひとまず部屋に大きな荷物を置き,アップデートを済ませたドローンとカメラを持って,長蔵後や周辺をウロウロする。午後の日差しが,尾瀬沼の水面に反射し赤く色付いた紅葉を浮かび上がらせる。元長蔵小屋横のベンチに座って北岸道を横切っていく登山者をぼんやりと眺める。この光景と賑わいは今年最後のものなのだろうなと妙にしみじみとした。

【ダケカンバ黄葉と秋の羊雲】
入浴・夕食の時間を早々に済ませ,「紫金山・アトラス彗星」の撮影が出来たらと考えていたが,ちょうど西側からどんどんと黒い雲が湧いてきて空を覆い尽くしてしまった。彗星の撮影を諦め,談話室でのんびりしていると,なんと目の前に巻島さんが現れた。13日に鳩待峠から入山し,尾瀬ヶ原を縦断してきたと言うことだった。宇都宮の写真展以来久しぶりだったので暫く談笑した。

【透過光で見る様々な色のトチの葉はステンドグラスのように美しい】
巻島さんと別れて,部屋に戻って天気予報を見ると3日目はかなり天候が悪いようだ。龍宮小屋をキャンセルして早めに帰ることも考えなくはなかったが,今年は一度も龍宮小屋に泊まれていないので,挨拶を兼ねて予定通り行くことにした。
*空撮にあたっては,DIPS2.0での各種登録,関係機関への連絡・調整済みです。
■初夏の尾瀬を巡る(2) [尾瀬沼]

【尾瀬沼畔で迎える朝】
6月20日(木) 晴れのちくもり 24611歩
夜中に起き,トイレに行くついでに外を眺めると相変わらず空には一片の雲もなく澄んだ空にまぁるい月が煌々と輝いていた。明日,朝靄が出てくれたらいいのだが・・・。4時前に目が覚めたので,撮影機材を持って外に出ると,いつの間にか雲が多くなっていた。尾瀬沼の水面から一部で朝靄が立ち,幻想的な光景を見せていたが,大江湿原や尾瀬沼を覆い尽くすような朝靄はほとんどなかった。

【東側になった雲も徐々にとれ雲間から漏れた光が燧ヶ岳山頂を照らし出した】
朝の湿原をカメラを持ってゆっくりと散策すると,昨日の暖かさで花数を増したレンゲツツジや少しばかりのワタスゲが朝露に濡れて眠たそうに首を傾げていた。しっとりとした空気に包まれ,ぼんやりしているとカッコウの声が湿原に響く。穏やかなそして贅沢な朝の時間である。時間と共に雲も少なくなり,燧ヶ岳の山腹を朝陽が照らし出し,大江湿原にも日差しが射し込むようになる。

【朝靄のない朝だが朝露に濡れた湿原が朝日を受けて僅かに輝く】
このしっとりとした朝の雰囲気を上空から俯瞰したくて空撮を始めた。久しぶりに上空から見る尾瀬沼の朝。彼方に見える至仏山も朝の光を浴びていたが,朝靄もほとんどなく何か物足りない感じがした。風もなく静かな時間が流れていた。端境期の平日と言うこともあり,大江湿原を散策している人もなく,燧ヶ岳を目指す登山者が足早に湿原を横切っていくだけである。

【朝靄を纏ったズミの花】
朝食の時間になったので小屋に戻る。撮影する際は朝弁当というのが鉄則なのだが,朝の暖かい朝食の魅力に負け,今朝も普通に朝食を頼んでしまった。(^^ゞ 温かい朝食で一息ついた後,火の入った薪ストーブがパチパチと音を立てる談話室で短い時間寛いでから出発準備を整えた。このまま帰るのも勿体ないので,不必要な物を小屋に預け,尾瀬沼を1周することにした。始まったばかりのヤマスタもやらなくては・・・。

【今年のヤマドリゼンマイは霜に痛めつけられる事もなく順調に育った】
燧ヶ岳を目指す登山者はとうに出発してしまい,沼山峠から入山してくる観光客もそれほど多くない。僅かに残った宿泊客が長蔵小屋の前で記念撮影を済ませ,三々五々旅立っていく。長蔵小屋いつもの朝の光景が繰り返されていた。小屋の前の清水で口を潤し,ボトル一杯に冷たい水を補充して,のんびりと沼の周りの散策に出かけた。

【熱くなってくるとギンリョウソウの季節。あちこちで出てきました・・・】
涼しい森の中では,ゴゼンタチバナがたくさん咲いていたほか,ギンリョウソウの芽吹きも始まった。ニッコウキスゲの時期にはまだ少し早いようで花芽はあまり見られなかったが,気の早いキスゲが数輪花を咲かせていた。ただ,今年はコバイケイソウが非常に多く見られた。この花が多い年はキスゲが不作なのだと言うが,今年は果たして・・・。

【初夏の光溢れる尾瀬沼・沼尻】
最近,温暖化の影響で尾瀬の自然が変わりつつあるのを強く実感しているが,それはどれも良くない方への変化で,尾瀬の自然が少しずつ,確実に失われ,それにともなって,尾瀬の魅力も損なわれていくようでとても寂しく感じる。更に,渋沢温泉小屋,富士見小屋,見晴休憩所など廃業する山小屋等の増加,なかなか更新されず朽ち果てていく木道の割合が増えるのを見るにつけ,尾瀬に関わる人たちの熱い思いもまた失われつつあるように感じてしまう。昔の尾瀬は,まぶしい光が満ちあふれ,もっと活気があったように思う。そんなふうに考えるのは,今はもうなくなったものを求めて遠い昔を懐かしむ単なる懐古主義なのだろうか。

【尾瀬沼・南岸を空撮してみました】
そんなことを考えながらゆるゆると歩いているといつの間にか沼尻に出た。周囲を見渡すと尾瀬沼の水位がかなり下がっていて,沼尻休憩所周辺の土がむき出しになっている場所が目立った。雪どけ水も少なかった上に降雨も少なかったためだろう。梅雨になったら元の水位に戻るのだろうか? ここから治右衛門池,タソガレ田代など未踏の地の空撮を行った。

【水不足でやや干上がった沼尻】
沼尻休憩所でゆっくりと昼食をとり,来た道を戻ることにした。ピーカンだった朝に比べてこの頃は徐々に雲が増え,写真を撮るには好都合だったのであちこちで撮影しながらゆっくりと沼山峠に戻った。最後に久しぶりに檜枝岐村の「裁ちそば まる家」に立ち寄りそばとハットウを食するのを忘れずに・・・。
*空撮にあたっては,DIPS2.0での各種登録,関係機関への連絡・調整済みです。

【沼尻湿原と尾瀬沼】
■初夏の尾瀬を巡る(1) [裏燧・澁沢]

【上田代にて。平ヶ岳を背景にしてワタスゲが初夏の風に揺れていました。】
6月19日(水) 晴れ 18546歩
先週尾瀬ヶ原を歩き,豊作が予想されたワタスゲがそれほどではないと予想した。その上,相変わらず足の不安も抱えていたのでキスゲのシーズンまで暫く尾瀬に向かうことはないだろうと思っていたが,温かくなってきたからなのか,足の痛みは前ほどでは無くなってきたし,前回見送った尾瀬沼や燧裏林道のワタスゲが良さそうだという情報を耳にして,そちらにも是非足を伸ばしたいと思っていた。

【レンゲツツジは今年も少なめでしたが,尾瀬沼付近でも咲き始めました。】
梅雨入りは例年よりも1週間以上遅れていただが,週末にはいよいよ本来の梅雨空に戻るようだ。その前に数日だけ天気が良い日があったので,その日に長蔵小屋の予約をした。この時期はミズバショウシーズンも終える頃なので,かなり余裕があるようだ。長蔵小屋も個室料金は値上げとなり,経費節約のため相部屋にしたが,カーテンで仕切られた2段ベットの部屋なので他の利用者をそれほど気にせずに済むのはありがたい。

【初夏の日差しが眩しく暑いので森の中に入るとホッとします】
家を午前5時に出発。東北自動車道経由で御池に着いたのは8時30分頃。久しぶりの御池駐車場だが,30台程度の車が駐まっているだけでゆったりした時間が流れていた。ゆっくりすることもなく,ワタスゲの多いという燧裏林道の上田代・横田代に向かう。御池田代では,新緑の湿原や樹林帯に混じって咲き出したレンゲツツジのオレンジ色が鮮やかだった。林内に入るとゴゼンタチバナやスダヤクシュ等の白く小さな花が咲き出していた。

【燧裏林道は,今年は尾瀬のどの地区よりもワタスゲが比較的多く見られた年でした。】
まず最初の湿原は姫田代。尾瀬ヶ原よりもワタスゲは多めで湿原の奥にはごそっとまとまって咲いているところもある。ワクワクしながら辿り着いた上田代のワタスゲの果穂は多く,尾瀬ヶ原とは比べものにならなかった。今朝まで降り続いた雨でややしっとりはしているが,緑の湿原の中で残雪の平ヶ岳をバックに風に揺られる様子は,清々しい初夏らしい光景だった。

【熊沢田代付近の様子。燧ヶ岳の残雪も残り僅か。】
さらに,横田代に進むとさらに密度は増し,久しぶりに尾瀬でワタスゲの群落を見ることができた。確かに約10年前の大江湿原のワタスゲとは比べようもないが,今年の燧裏林道に関しては,間違いなくワタスゲは豊作である。空撮ではこの様子は伝わらないので,何とかその密集ぶりを伝えようと,地上から高さやアングルを変えて何枚も撮影した。その後は,雲もほとんど消えた青い空にドローンを向かわせ,余り撮影機会のない燧ヶ岳の中腹に散らばる湿原を撮影対象にしてじっくりと撮影した。

【イワカガミ】
昼頃迄には御池に戻ろうと思っていたので,軽く食事を済ませてから上田代を後にする。気温はそれほど高いとは言えないが,日差しは強く,やはり森の中を歩くのは心地良い。車に戻り,改めて宿泊に必要な荷物を持ってシャトルバスに乗り込む。乗車券を買ってバスに乗り込むと5分と待たずに発車した。乗客は4名程度。横田代までのトレッキングでちょっと汗をかいたので窓を開けると,心地良い初夏の涼しい風が車内に流れ込んだ。

【ハクサンチドリ】
鳩待峠のような賑わいもなく,沼山峠はひっそりとしていた。バスがエンジンを切ると聞こえるのは小鳥の声だけである。沼山峠の休憩所の周りには珍しく雪の塊があった。除雪した雪の名残のようだ。直ぐに峠への道を登り,沼山峠展望台からドローンを飛ばす。ここからだと大江湿原や尾瀬沼東岸までが見渡せるので,空撮にはお誂え向きの場所である。雲も風もほとんどなく絵的には余り面白みがないが,新緑に包まれた大江湿原の様子を一通り撮影して,長蔵小屋に向かう。

【ノビネチドリ】
大江湿原の出口付近では数名の方がシカ柵を設置していた。今年も雪どけが異常に早く,その分ニッコウキスゲの生育も早かったためシカ柵を設置する前に,シカに食べられてしまったキスゲもかなりあるという。その原因を作ったのは人間ではあるが,人間の都合で自然や生き物は動いてくれない・・・。久しぶりの大江湿原。年によってはミネザクラが咲いていてもおかしくない時期ではあるが,今年はワタスゲが既に見頃を迎えていた,しかし,やはりここも尾瀬ヶ原同様,その数は圧倒的に少なかった。ドローンのバッテリーを早めに充電しておこうという思いもあり,早々に長蔵小屋にチェックインする。

【森内のあちこちで見られました。ゴゼンタチバナ。】
この日の宿泊客は,全部で20名程度。雲も全くなく撮影する気持ちにもなれないので,早々に風呂に入り夕食をとる。夕食後は特にすることもないのでカメラを持って小屋の周りをウロウロする。暫く待っても上空にはほとんど雲も現れず,夕焼けもなかったので小屋に戻って早めに休んだ。食事の時の缶酎ハイがよい睡眠薬となって直ぐに眠ってしまった。
*空撮にあたっては,DIPS2.0での各種登録,関係機関への連絡・調整済みです。

【尾瀬沼畔にて】
■緑色の風に乗って(2) [尾瀬ケ原]

【尾瀬ヶ原を覆う朝靄の上で繰り広げられるドラマ。「ダイヤモンド燧ヶ岳」】
■6月6日(木) 晴れ時々くもり 28474歩
早々に寝てしまったため暗いうちに何度も目が覚め明け方近くになってようやく眠れたので不覚にも寝過ごした。窓の外は相当明るい。バタバタと撮影機材だけを持ってヨッピ橋に向かう。幸い,昨日あんなに痛かった足首も痛みが治まり今朝は頗る調子がいい。

【振り返るとドローンの影を中心にブロッケンや白く大きな虹が見える】
カメラザックを担いで外に出ると,周囲は願ってもない深い朝靄に包まれていた。これなら,朝靄の上空からの幻想的な光景が撮影できそうだ。ライブカメラで上空の様子を確認することはできないが,朝靄の所々薄くなっている場所から時々茜色に染まる雲や青空やモルゲンロートに染まる至仏山が見えた。急いでドローンを飛ばしたいと気持ちは焦るが,やはり電波の状態が良いヨッピ橋付近のベンチ付近まで急がなくては・・・。

【上空ではすっかり青空が広がっていますが,この時,尾瀬ヶ原は深い朝靄の中でした。】
この時期なら,イモリ池周辺から撮影すれば燧ヶ岳の山頂付近から太陽が昇るダイヤモンド燧ヶ岳が撮影できると期待していたが,辺り一面,濃い朝靄に覆われ,暫く晴れそうにないため諦めざるを得なかった。その分,空撮に集中,集中。少し高度を上げただけで,直ぐに朝靄の上に飛び出す。ほぼ快晴の空の下に広がる朝靄は尾瀬ヶ原全体をすっぽりと包み込んでいた。そしてその彼方には,朝日を受けた至仏山が赤く染まっていた。

【徐々に薄くなってきた朝靄から太陽の光が零れます】
しかし,太陽の光は中々湿原まで降りてこない。太陽が燧ヶ岳の山頂の高さまで高度を上げるまで撮影しながら待つしかない。最初に陽が当たったのは上田代。そこにドローンを向かわせ,高度を変えながら南から北へと平行移動していくと太陽が燧ヶ岳の真ん中から昇る姿が捉えられる。お目当てのダイヤモンド燧ヶ岳の撮影し,180度向きを変えると今度はドローンを中心とした白い虹が大きな弧を描いていた。幻想的な光景をじっくり撮影したが,湿原はまだ深い朝靄に包まれその姿を現さない。この日の朝靄はいつになく濃く,なかなか晴れる気配もない。今日は,朝弁当にしていなかったので小屋に戻らなくては・・・。ちょうどバッテリー1本分の撮影を終えたところで撮影を切り上げ小屋に戻る。

【条件が整うとこのようなくっきりとした白虹が見れます】
小屋に戻る途中,徐々に朝靄が晴れ,振り返ると大きくはっきりとした白い虹が架かった。すかさず手持ちのカメラとスマホで白虹を撮影する。この日は,尾瀬ヶ原全体が深い朝靄に包まれていたおかげで上田代,龍宮,見晴でもはっきりとした白い虹が見られたそうだ。今年の初めての尾瀬で白虹が見れて大満足で小屋に戻る。まだ食堂にはたくさんの宿泊客が食事をしていたけれど,大急ぎで食事を済ませ,チェックアウトまでの時間を利用して,東電小屋横のベンチからドローンを飛ばす。東電小屋は少し高台にあるから尾瀬ヶ原を狙うには都合が良いのだ。既に朝靄はほとんど消えかかっていて,一番良い時間帯は過ぎていてちょっと悔いが残る。撮影に集中したいなら,朝弁当にするべきだと改めて思った。

【朝靄越しに見る景鶴山】
撮影を済ませてから出発準備を整え,いろいろと御世話になった支配人さんに御礼を言って小屋を後にする。脚の状態は昨日に比べたらかなり良くなっていたので,見晴経由で帰ることにした。それには,もう一つ理由がある。赤田代分岐付近から平滑の滝・三条の滝の二つの滝を空撮しようと考えたためだ。この2つの滝は,電波の安定性が増し,望遠カメラの付いた新ドローンにはもってこいの被写体なのだ。

【芽吹き始めたヤマドリゼンマイ】
温泉小屋を飛び越えると直ぐに見えてくるのが平滑の滝,そして,そのちょっと先にあるのが三条の滝。どうしても電波状態の良くない場所にあるので,かなり上空からではあるが,目的の動画も撮ることができたのは大きな収穫であった。

【上空から見る平滑の滝】
見晴で小休止してから龍宮に向かう。この見晴・龍宮間は尾瀬のメインの木道であるにも拘わらず,一番木道の整備が遅れているように感じる。利用者も多く木道が老朽化するのも早いのだと思うが,痛み具合が尾瀬の木道の中でも相当悪い部類に属すると思う。歩荷さんたちが声を掛け合って木道を整備しようとしたが,十分な資金が集まらなかったようだ。皇室関係者が誰か尾瀬に来ることになれば,あっという間に整備されるはずなんだけどな・・・

【上空からの三条の滝】
龍宮小屋に立ち寄って久しぶりに小屋主さんと話をしたかったが,小屋は清掃中らしく鍵がかかっていたため,龍宮十字路のベンチで一服後,至仏山荘で昼食を済ませ,鳩待峠に向かった。それほど速いペースでは歩けなかったが,この日は歩けないほどの痛みが出ることはなかった。次の尾瀬を考える余裕が出来たのは,今回の尾瀬の一番の収穫だった。
*空撮にあたっては,DIPS2.0での各種登録,関係機関への連絡・調整済みです。

【ちょうど咲き始めたズミと背景に至仏山】
■緑色の風に乗って(1) [尾瀬ケ原]

【早くも揺れ始めたワタスゲの果穂】
■6月5日(水) くもりのち晴れ
ここ数年残雪期の尾瀬を歩けていない。写真展も3月に終えることができたし,今年こそはと思っていた。 しかし,今年の尾瀬も例に漏れず少雪だ。尚更早く尾瀬の地に足を踏み入れたいと気持ちは焦る・・・。しかし,いろいろと天候待ちしていると,日頃の運動不足や,長年の山歩きの影響もあって脚のあちこちが痛み出した。今年,尾瀬を訪れるのは無理かなと半ば諦めた気持ちになっていたが,温かくなるにつれ,脚の状態も少しずつ良くなってきたので足慣らしを兼ねて梅雨入り前に尾瀬を歩くことにした。

【新緑に包まれた森。梅雨前の好天に新緑が一層輝きます】
いくつか山小屋に電話をして東電小屋を予約し,戸倉を目指す。
途中の戦場ケ原の道路の周囲は満開のズミが咲き誇り,ズミのトンネルを走り抜けるのは実に爽快だった。きっと尾瀬のズミも見頃を迎えているのかも知れないと期待は膨らむ。

【オオカメノキ】

【ウワミズザクラ】
鳩待峠から見る至仏山の残雪はほとんど消え,休憩所と鳩待山荘の工事も着々と進んでいた。ベンチは平日にも関わらずたくさんの人で溢れかえっていたので賑やかな鳩待峠を後にして,新緑の森を進むと森の中には賑やかな小鳥の囀りやハルゼミの声が響き渡っていた。
シラネアオイやすっかり大きくなったミズバショウが季節の進行を物語っていた。山の鼻も多くの人でごった返していたので,直ぐに研究見本園に向かう。時期的にそろそろミツガシワが咲く頃なので確認すると,昨年ほどの大きな群落ではなかったが,リュウキンカに混じって白いミツガシワの花が研究見本園を白く染めていた。
いつもなら今頃は最後にミズバショウの群落を見せてくれる見本園だが,流石に今年の早すぎる季節の移ろいには逆らえず,すっかり見頃を過ぎていた。
一番奥のベンチに荷物を下ろして一息つく。

【研究見本園のミツガシワ群落】
腹ごしらえをしてから上田代に向かうとあちこちでズミが赤い蕾を膨らませ,直ぐにでも咲きそうな気配である。上田代に出るとまだこれからだと思っていたワタスゲが白い果穂を揺らしていた。今年は花が多いと言うことだったので久しぶりの大群落を期待していたが,その密集度は低くちょっと物足りない感じがした。霜の影響があったのかも知れない。

【新緑に染まる上田代の森と徐々に緑に染まっていく湿原】
例年通りならミズバショウのシーズンの今頃は,ツアー客が大挙して訪れる時期である。花の状況や天候に対応して臨機応変に募集する訳ではないので,例年通り旅行会社のツアーが実施され,次々と多くの人がやってくる。中国語や韓国語などのアジア圏の言葉が飛び交い,あちこちで楽しそうに記念写真を通りながら通り過ぎていく。

【緑が,鳥が,尾瀬の初夏を満喫している事を実感します】
人通りの少なくなった頃を見計らって上の大堀川付近のベンチから今年初めての空撮を行う。今年購入したAir3の初飛行である。画質面では先代に一歩譲るが操作の安定性はかなり増した。モニタ越しに見る上田代は,新緑の森やだんだん緑に染まっていく湿原の若い緑色が生き生きと美しく輝いていた。
天候の回復が遅れていたが,昼過ぎになってだんだん青空の占める割合が増していった。真っ白な雲が足早に上空を駆け抜けていく。ここ数日の雨で水かさを増した池塘に映る白い雲が眩しい。しかし,そうなるとジリジリとした日差しが辺り一面を照らし,徐々に日陰が恋しくなってくる。

【昨日までの雨で水かさを増した池塘と湿原に流れゆく雲の影が落ちます】
脚を痛めてから,久しぶりに長い距離を歩いたので足首が相当痛み出してきたので,早めに東電小屋にチェックインして夕暮れになるのを待つことにする。夕食前に風呂に入って汗を流し横になっていたが,足首に痛みが増した。それでも,明日は時間をかければ何とか鳩待峠には帰れるだろう・・・・
普段の生活では考えられないくらい早い時間に夕食を食べて部屋に戻ったが,体調を考えるととても星の撮影を考える余裕もなく,そのまま休んだ。
*空撮にあたっては,DIPS2.0での各種登録,関係機関への連絡・調整済みです。

【ちょうど一斉に咲き出したズミの花】
■「尾瀬夢幻」写真展 Ver.1.2 宇都宮展 全日程終了。 [尾瀬関連]

【栃木県総合文化センター外観と周囲の町並み】

【第1ギャラリー 会場の様子】
3/1(金)~3/10(日)の9日間にわたって,宇都宮市の栃木県総合文化センターで行っていた写真展が無事終了しました。
天候は気温が低く雪が降ったり,風が強かったりすることがあったけれど,概ね好天に恵まれ,多くの方が来場してくださいました。東京,高崎展に続いて3回連続で来場してくださった方,前回は遠かったので今回の開催を楽しみにしていたとおっしゃる方もいらっしゃってとても嬉しかったです。

【尾瀬仲間から・・・ いつもありがとうございます。】



栃木県では東京や高崎に比べて尾瀬への思い入れはそれほど深くないように思っていたので,どれくらい来てくださるか正直不安でした。しかし,知人が友人に声をかけてくれたり,新聞やテレビ番組で紹介して頂いたりしたおかげで,多くの皆様がわざわざこの写真展のために足を運んでくださいました。それと,尾瀬仲間が遠路,会場までお祝いに来てくれたこともとても嬉しかった事の一つです。ありがとうございました。身に余る温かい御言葉をたくさん頂戴したり,新たに顔見知りになった方も増えました。これこそ写真展の醍醐味であり,開催して良かったなと思いました。

忙しさに取り紛れ,行き届かない点もあったかと思いますが,何卒,御容赦いただきますようお願い申し上げます。また,これからも今回得た貴重な御意見を糧として,新たな作品づくりに励んでいこうと思います。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
有馬雅美

【写真展終了後。県庁15階。展望デッキからの眺め】
有馬雅美写真展「尾瀬夢幻 Ver.1.2」(宇都宮巡回展)の御案内 [尾瀬ケ原]

有馬雅美写真展「尾瀬夢幻 Ver.1.2 ~水が織りなす美しき世界~」を以下の日程で開催いたします。
この写真展は,'23.1.27-2.2「富士フイルムフォトサロン 東京」で,また,'23.4.21-4.26「高崎シティギャラリー」で開催した写真展で展示した作品に,新たに8点ほど追加・入れ替えを行い,合計59点の作品を展示する予定です。
お忙しいことと存じますが,是非とも御高覧を賜りますよう,謹んでお願い申し上げます。皆様のお越しを心よりお待ちしております。
【日 時】2024年3月2日(土)~3月10日(日) 10:00~18:00
( 最終日は16:00まで,入館は終了10分前まで )
【場 所】栃木県総合文化センター 第1ギャラリー
( JR宇都宮駅バスで「県庁前」下車・徒歩3分,東武宇都宮駅から徒歩10分 )
【作 品】B0/全倍/全紙,カラー,59点
【入場料】無料
■栃木県総合文化センターでの写真展(今回)のお知らせ
http://www.arima.jp/new/utsunomiya.pdf
■フジフイルムスクエア公式サイト
https://fujifilmsquare.jp/exhibition/230127_02.html
■写真集「尾瀬夢幻 ~水が織りなす美しき世界~」(日本写真企画) 先行販売中
http://www.arima.jp/syashinsyu.htm
【ISBN】978-4-86562-141-9
A4ヨコ/100ページ/オールカラー/上製本/定価3300円(税込)
全国有名書店・ネット書店にて取扱中
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