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梅雨空の下の尾瀬縦断【3】 [尾瀬沼]

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【直前までの激しい雨が信じられないくらい,突然空が赤く染まり出しました】

 明るくなってきたので,窓から外を見ると一面の雲に覆われ燧ヶ岳さえ見えない。とても撮影できる状態ではないので,そのまま布団に潜り込み微睡んでいるとそのうち激しい音を立てて猛烈な雨が降り出した。眼を閉じその音を聞いていて安心したのだろう,暫く眠ってしまった・・・ 。ふと気付くとそろそろ日の出の時刻が迫っている。

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【待ち望んでいた青空と夏の雲とニッコウキスゲのコラボ。最後の最後にやっと出会えました】

 窓から見える空は一部が赤い色に染まっている。ひょっとすると・・・ カメラを持ち出してサンダルを履いて急いで湿原まで走る。時間とともに尾瀬沼を覆っていた雲がみるみるオレンジ色に染まり出す。いつしか東だけでなく南の空の雲も赤く色づいてきた。ほんの10分程度の短いドラマだったが何があるか分からないものである。ビショビショになった靴下を履き替えるため小屋に戻るといつもの梅雨空に戻ると,また雨が降り出した。

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【光が戻った大江湿原。でもこのくらい高いとキスゲの群落はわかりにくいです】

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【小淵沢田代への分岐から尾瀬沼方向を望む】

 ゆっくり食事をとり,朝食後のコーヒーをゆっくり飲んで雨が上がるのを待ってゆっくりチェックアウトした。ウェザーニュースの天気予報では,午前中に雲がとれる予報が出ているのでせっかく来たのだから青空に揺れるニッコウキスゲが見ようとビジターセンターで待機するが,なかなか天気は良くならない。館内やビジターセンターの周囲をぶらぶらしていると,そのうち徐々に空も明るくなってきたので荷物を担いで大江湿原に繰り出す。

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【燧ヶ岳もやっと顔を見せてくれました】

雨に濡れながらもコオニユリもいくつか咲き出していた。そんな瑞々しい高山植物を撮影しながら待っていると,急速に雲が取れ,みるみる青空が広がった。この3日間,青空らしい青空はほとんど見ていなかったので,青空欠乏症になっていたのだろう・・・。青空を入れ込んだ写真を何枚も撮影してしまった。青い空と白い雲,そして夏の風に揺れるニッコウキスゲ・・・ 見たかったものが全てそこにあった。

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【朝の雨に濡れしっとりとしたニッコウキスゲ】

ニッコウキスゲのピークは数日前であることは明白だが,まだまだ見応えのある状態である。思い返せば,本当にこの3日間よく雨が降った。しかし,それは夜とか朝の時間だけで,日中歩くのにはほとんど支障がなかったし,何より雨続きのこの天候の中で最後の最後に夏空広がる尾瀬を歩けたことに感謝したい。

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【コオニユリも咲き出しました。朝降った雨のしずくが綺麗です】

【空撮に当たっては関係諸機関の許認可を得て撮影しております】
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梅雨空の下の尾瀬縦断【2】 [尾瀬ケ原]

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【朝靄に包まれた湿原と拠水林】

7月21日(曇り時々雨)
尾瀬とはいえ湿度も高く,機能は非常に寝苦しかった。こんな朝は間違いなく濃霧に覆われるはずだが・・・ 部屋の窓から外を確認すると,やはり外は一面の朝靄に覆われていた。上空はピンクに色づいた雲も出ている。曇りや雨のマークが並ぶ予報に嫌気がさし諦めていたが,案外いい条件なのかも知れない・・・。

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【平滑の滝と朝の尾瀬ヶ原】

必要な機材を持って散歩に出かける。熊の気配はないかとビクビクしながら,朝靄に包まれ墨絵のようになった周囲の森林を撮影する。しかし,徐々に朝靄が移動すると変化の少ない景色に変わった。これなら遠くまで足を伸ばす必要もないなと小屋に戻り,早めの朝食をとる。

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【カキラン】

SNSで知り合いだった方がまさかまさか受付にいらっしゃたのでちょっと談笑し,東電尾瀬橋経由で見晴に向かう。やはり早朝の空気をいっぱい吸いながら歩くのは気持ちがいい。途中の赤田代分岐からドローンを飛ばす。まさかとは思ったが,ここからでも三条の滝の写真が撮れたのには驚いた。
ラン街道を歩いていると前から環境省の職員が・・・ 中には懐かしい安類さんの顔があった。仕事中のため簡単にあいさつを交わして先を急ぐ。

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【バイケイソウ】

見晴に着いたので小休止。弥四郎清水で冷たい水を補給する。この温度差がたまらない・・・ しかし,ぐるりと見渡すといくつかの山小屋や休憩所が閉鎖され,秋のような寂しさを感じた。再び蒸し暑い登山道をゆっくりと進み只管歩くと思いの外早く沼尻に着いた。休憩所デッキによじ登り,ここからドローンを飛行させる。沼尻にはびこる藻が綺麗だ。この日は小雨が時折降っていたが,登りで火照った体にはちょうどいいお湿りとなった。

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【ヒツジグサ】

昼食をとりゆっくりしてから,一番期待していた大江湿原に到着した。しかし,ニッコウキスゲは昨年よりも少なく,見頃もやや過ぎていたようだが,風に飛び立つ前のふわふわした状態のワタスゲも見ることができた。

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【夏の沼尻付近は藻があたりを覆い独特の光景を作り出している】

この日も早めに長蔵小屋にチェックインして部屋で寛いでいると,昨日と同じように雨が落ちてきたため夕方の撮影は諦めのんびりと夕食を待った。この日の宿泊客はなんと4人。談話室で夕食をとることになった。長蔵小屋に何度も宿泊しているがなかなかない貴重な体験となった。

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【大江湿原にて。辛うじて残ったワタスゲとキスゲのコラボ】
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梅雨空の下の尾瀬縦断【1】 [尾瀬ケ原]

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【上田代の池塘もたくさんのあ雨で水が豊富だった】

 先日,2泊3日で今年初めて尾瀬に行ってきました。その時の様子を日記風にまとめました。

7月20日[曇り時々晴れ]
非常事態宣言は5月下旬に解除され,少しずつではあるが以前の生活に戻ろうとする試みが始まった。尾瀬の山小屋もしばらく営業を見合わせていたが,コロナ対策を実施して7月から限定的に営業を再開するところも出てきた。出かけることが憚られる状況ではあったが,尾瀬に行きたい気持ちは募る。

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【時折射し日差しが湿原の上を移動する様子は感動的だ】

しかし,悪いことは続くものである。今年の梅雨は長く,そして多雨である。これもまた温暖化の影響らしいが,年々加速度的に破壊力を増している。天気予報を見ては一喜一憂し,良い天気を見計らっていくことはほとんど不可能に近い。ならば,欲張らずに尾瀬を歩くことだけを主眼を置き出かけることにした。

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【オニシモツケ。一つ一つがはじけて線香花火のよう・・・】

第一駐車場に車を駐めタクシーの出発を待つが,客は集まらず発車。一人だけのマイクロバスは閑散とした鳩待峠に着く。平日ではあるが,まだ,旅行自体敬遠され,自粛している方が多いのも事実である。

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【ミヤマシシウド。こちらは上空でぱっと開いた打ち上げ花火のようです】

久しぶりの山歩きである。自粛生活を続け,暫く運動を怠けたこともあり,無理はできないので時間的に余裕のある計画を立てた。雨に濡れ滑りやすい木道で転倒しないように慎重に歩く。木漏れ日が漏れる林道を歩いていると,多くの野鳥の声が森に響く。蒸し暑さにふと足を止め,すっかり緑色に変わった林内を見ていると,季節は大きく移ろってしまった事を思い知る。

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【既にキンコウカが見頃を迎えた研究見本園】

山の鼻のベンチでも数人が休んでいるだけである。薄い雲を通して陽も射しているが,比較的強めの風が拭き抜け心地よい。見本園のベンチに荷物を置き,ゆっくりとお茶タイム。湿原には既にたくさんのキンコウカが鮮やかな黄色い花を咲かせ,池塘では真っ白なヒツジグサが風に揺れていた。まだ梅雨は明けていないが,季節はすっかり夏である。

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【ヒツジグサも咲き出して,湿原はすっかり真夏の様相です】

時折,青空が覗く空から湿原に光が落ちる。この先,晴れ間なんて期待できないかも知れない。撮れるときに撮ろうとドローンでの空撮を試みる。今回はMAVICAir2のデビューだ。MAVIC2と変わらない性能に大満足。ここで昼食をとる。

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【キンコウカ。ちょうどいい時に訪れることができました】

尾瀬ヶ原のニッコウキスゲはシカの食害が酷くなってからはほとんど期待していなかったが,昨年から設置している柵の効果は絶大で,柵内は思いの外たくさんのニッコウキスゲが咲いていた。尾瀬ヶ原も嘗てのような姿を取り戻すのもそう遠くない日なのかも知れない。東電小屋に到着し,一番風呂をいただき部屋で寛いでいると,凄い音を立てて夕立となった。早めに小屋について良かった。

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【夕立ちでかすむヨシッポリ湿原】

【空撮に当たっては関係諸機関の許認可を得て撮影しております】
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家の庭に咲く花【5月上~中旬】 [野草]

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【シャクナゲ。ピンク,深紅など一斉に咲き出し,あっという間に散りました】

新型コロナ禍による自粛ムードの高まりで,出歩くこともままならず,退屈で変化の少ない日を過ごす事が多く,気がつけばいつの間にか5月も半ば・・・。
時間が経つのが早いのか,植物の成長が早いのか,家の庭に咲く花たちも凄い勢いで更新されていきます。Facebookに投稿した5月の花(今現在見れる花とちょっと前まで見れた花)をまとめてみました。

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【オダマキ。色々な花があって楽しめます。色の違いはなぜ?】

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【フジ。子どもの時から見ている古木・・・】

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【スズラン。白くかわいい花をたくさん付けています。】

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【オオアマナとカタバミ:Shimane Hiromi さんに教えて戴きました。】

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【チャノキ。昔はお茶の木がたくさんあってこれでお茶を作ってくれました。】

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【マーガレット】

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【ウツギ。 白い花を房状に付けます。花期が長いです。】

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【ノカンゾウ。これを見ると夏の尾瀬に行きたくなります。】

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【アヤメ。数は少なめですが一斉に咲き出しました。】

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【ニワゼキショウ】

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【プリムラマラコイデス。サクラソウの仲間で生命力が強いです。】

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【ツリガネスイセン。himane Hiromi さん・Kohichi Shiinaさん に教えて戴きました。】

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【オオツルボ】

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【クレマチス】

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【チョウジソウ】

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【バラ。間もなく咲きそうです。】

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【ムラサキツユクサ。あちこちに蔓延ってきました。】

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【多肉植物の花(花名不明)です】
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家の周りに咲く花 [野草]

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【カメリア・エレナ・カスケード】

 Blogも更新しないとPRが入ってしまうので,Facebookでは紹介したのですが,家の周りに咲いている花を接写したものを紹介します。
やはり春になり色々な花が咲き出し,庭も賑やかになっています。数は多くないけれど種類は意外にもたくさんありましたので接写してみました。どアップで見て今まで気付かなかった花の面白い形や思わぬ表情にビックリすることもありました。


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【チューリップ】

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【八重桜 種類不明】

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【オオアラセイトウ 別名:ハナダイコン】

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【アブラナ】

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【タチツボスミレ てばまるさんに教えていただきました】

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【マルバスミレ これもてばまるさんに教えていただきました】

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【シュンラン よほど環境が合ったのか,大きな株に成長しました】

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【エビネ なくなった叔父さんからの頂き物です。枯らすわけにいきません】

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【ニリンソウ 買ってきたセツブンソウを地植えしたら,翌年同じ場所から・・・】
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ミツマタの森を巡る [野草]

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【逆光の中撮影すると奇跡的に幻想的な光景が・・・】

茂木の焼森山のミツマタ群生地に行って来ました。
昨年,初めてこの地を訪れるまで家からさほど遠くない所にこんなに凄い群落地があるとは思ってもいませんでした。
ミツマタのトンネルの中を進むと,ちょうど花が見頃を迎えていて森の中は甘い香りに包まれていました。壮観でした。

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【ここもいつもよりもかなり早く見頃を迎えていました】

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【ミツマタの花の黄色い点描が山全体を覆い尽くします】

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イワウチワ競演 [野草]

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【薄暗い森の中にもわずかに光が届き,森の中が春色に輝きます】

例年だと3月下旬に見頃となるイワウチワですが,全ての花が前倒しで咲いているので確認したところイワウチワも見頃を迎えている様子なので,急いで出かけてきました。
昨夜は茂木の山は雪が降ったようですが,ここ那珂川町富山はお湿りもなく,土埃舞う道を進むとたくさんの車が止まっていました。
薄暗い針葉樹林の森に光が差し込み,一面に咲きそろったイワウチワがピンクの明かりに灯が灯ります。時折吹き抜ける風に揺れる様は可憐でした。

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【イワウチワは通常よりも1週間以上~10日は早く見頃を迎えていました】

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【自生のイワウチワがこの規模で群生しているのはここだけです】

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【ひんやりとした森の中には雪割草も何種類か咲いていました】

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【ショウジョウバカマの群落も相変わらず凄かったです】

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梅の香漂う偕楽園へ・・・ [野草]

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【遠くに見えるのは好文亭。風も穏やかで正に春爛漫といった感じでした】

天候に誘われて梅まつりの開かれている水戸の偕楽園と好文亭,藩校としては最大規模を誇った弘道館を歩いてきました。
 平日とあって,それほどの混雑もなく,暖かい風に乗って柔らかな梅の香りが漂う園内を久しぶりにゆっくりと散策できました。梅の開花状況はこちらも例年よりも10日から2週間は早めのようで,既に6~7分咲きとなり,間もなく見頃を迎えそう感じでした。

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【個体差はありますが平均すると6分咲き程度。例年よりも早く見頃を迎えそうです】

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【園内は綺麗に整備され,たくさんの種類の梅を見ることが出来ました】

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【2020年の梅大使に選ばれた方が,園内で一緒に写真を撮ってくださいました】

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【藩校として最大規模の弘道館も梅まつりの会場なのでそちらにも足を伸ばしてきました】
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早くもセツブンソウが見頃です [野草]

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【今年も姿を見せてくれたセツブンソウ。一部では群生も見られましたが数は少なめです】

記録的な超暖冬の影響で,セツブンソウも例年よりも早く見頃となっていると思い,栃木市星野の「四季の森」に行ってきました。
やはり,既にいくつものセツブンソウが咲いていましたが,地元の人の話では,今冬の雨不足の影響で花の数はかなり少なめでした。園内は,蝋梅の甘い香りに包まれマンサクや福寿草等の花も咲いていました。

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それ以外で非常に驚き,心を痛めたのは,昨年佐野市も水害に見舞われた台風19号の大雨の影響で,川の堤防や田んぼ,道路の路肩などあちこちに,上流から流された流木や砂等があちこちにたくさん見られたことでした。ここ「四季の森」も通路の一部が土砂で崩れているところもありました。
大雨,少雨などの過酷な自然条件に耐えて花を咲かせてくれた花たちの生命力に,ただただ驚き,感謝するばかりです。

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今年も宜しくお願いいたします [御挨拶]

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昨年はいろいろと御世話になり,ありがとうございました。
今年も引き続き宜しくお願いいたします。
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