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初尾瀬は,ドローンとともに・・・【2】 [尾瀬沼]

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【2晩とも,普段では有り得ない一晩中星空が見える完璧な天体観測日よりだった・・・】
【ドローンで撮影するに当たっては,関係各所に許認可を頂いた上で撮影しております。】

 登山者は皆無の尾瀬沼。それでも開所準備で長蔵小屋やヒュッテ,ビジターセンター共々少ないながらも人が入っているため,残念だが漆黒の星空を堪能することはできない。それでも,長時間雲一つ無い完璧な星空の広がる日にのんびり寝ている訳にはいかない・・・。月齢4の月が沈んだ頃,カメラを持ってANNEXの頼りない階段を慎重に降りる。定番ポイントに向かうと長蔵小屋の明かりが煌々とついている。こんな時間に一体何をしているんだろう?

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【朝晩はかなり冷え込み前日ゆるゆるに溶けていた雪原も尾瀬沼も急激に凍る】

 この明かりが気になり,その後,大江湿原に移動して昇ってきた天の川や蠍座を入れ,約1時間程度星景写真を撮った後,体も冷えてきたので一旦ANNEXに戻る。
 ANNEXの中は相変わらず真っ暗だ。外より暗い。一休みして,再度沼のほとりに向かう。昨日は溶けてゆるゆるだった雪も締まって歩きやすい。水面の見えていた尾瀬沼も再結氷し,不思議な模様を作っていた。そんなシーズン前の尾瀬沼の様子をカメラに収めてから,尾瀬ヶ原に向かった。

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【あちこちの小川から雪融け水が流れ込み尾瀬沼は加速度的に溶けている】

 途中でドローンによる空撮を行い,沼尻に向かう。以前なら目の前に見える沼尻休憩所めがけて一直線に歩いたこともあったけれど,最近は周辺部を怖々と歩く程度だ。それでも,所々ショートカットして少しは時間を短縮できた。でも,GW末には尾瀬沼の上を歩くことはもちろん,尾瀬沼の上の雪を見ることさえ厳しいかも知れない。それくらい雪融けは急速に進んでいた。

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【燧ヶ岳に残った雪も今年はどのくらいもつのだろう・・・】

 その後,段小屋坂を経由して尾瀬ヶ原に向かう。時間とともに気温がどんどん上昇し焼けるように暑くなってきたので,森林の中を歩くのは心地よかった。また,夏には段差のあった石ころだらけの道も雪に覆われ寧ろ歩きやすい。だが,尾瀬ヶ原が近づくにつれ,雪が溶け木道が現れたり,夏道が出てきたりして何度も踏み抜いてしまう。踏み抜きに注意しながらあちこちにつけられた赤いテープを見落とさないように歩くと目の前に見晴の山小屋群が見えてきた。

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【至仏山や富士山までもが完璧に見えるほどの良い天気でした】

 このまま一気に龍宮小屋へ。小屋の前でアイゼンを外していると,部屋の窓から尾瀬仲間が声をかけてくれた。
いつもの尾瀬仲間の他にもかおるさんや桐生さんも姿を見せていた。小屋には次々に人が行き交いいつもの賑わいを見せていた。物寂しい尾瀬沼とは天と地ほどの違いだ。ゆっくり風呂に入って暖かい食事をいただいた後は,ロビーで尾瀬仲間のミニオフとなった。最後は龍宮小屋にJUNさんが寄贈した天体望遠鏡の「ファーストライト」もあり,ちょっとだけ天体望遠鏡を覗かせていただいた。その後,部屋に戻り横になると,寝不足と疲れからそのまま明け方まで爆睡した。

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【日中は夏日となり,残雪は急激に溶け出し,朝と夕方ではその姿を変える】
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