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尾瀬を彩る秋の競演【2】 [尾瀬ケ原]


【今回の滝の空撮映像のダイジェスト版です。
 編集には時間がかかるのでとりあえず30秒にまとめたものをUPしてみました。】

 陽が沈む頃までは秋晴れの爽やかな一日だったが,急速に雲が広がり全天を覆う。ミニオフ会が終わる頃確認したが状況はそれほど変わらず,安心して?休むことが出来た。深夜に目が覚め,外を確認すると綺麗な月傘が出ていたのでカメラを持ち出し数枚撮影したが,それほど条件が良くなかったので,すぐに部屋に戻って寝ることにした。この時期日の出は6時前後,いつもよりもかなりゆっくり出来るのはありがたい。

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【寝ている間に天候も回復して月の周りには傘が架かっていました】

 朝起きると状況は昨夜よりも悪化。低い雲が垂れ込め,燧ヶ岳も至仏山も山頂付近は雲に隠れ見ることが出来ない。そんな時でも散歩がてら荷物を持って湿原内を歩かないと落ち着かないのがカメラマンの悲しいサガ。ウロウロしていると燧ヶ岳の山頂が見えてきたのでもしやと思い,イモリ池に向かうが,やはり雲の勢いに勝てずそのまま撃沈。小屋に戻る。

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【「平滑の滝」。周囲の紅葉が丁度見頃を迎え鮮やかです。】

 やはり収穫がなかったと見え,尾瀬仲間も早めに引き上げてきて,特に時間を指定したわけでもないのに,いつの間にか揃って朝食の席に着いていた。食後,今年最後の龍宮コーヒーを味わいながら,たくさんの尾瀬仲間と語らい,楽しい時を過ごした後,龍宮小屋を後にした。

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【平滑の滝の最下部に行くといわゆる滑め滝ではなく落差のある滝もありました。】

 さて,この日の最大の目的は,昨年ケガで実現できなかった尾瀬の滝を空撮すること。
紅葉も滝の周辺は丁度良さそうなので撮影するにはありがたい。撮影の時間をたっぷり取りたくて早めに移動する。滝を撮影して帰りたいというてばまるさんが途中から合流して一緒に滝の撮影をする。平滑の滝や三条の滝周辺の紅葉は絶好調。ここで光が射せばより鮮やかになるのに残念で仕方がない。

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【「三条の滝」遠望。この時期は水量は減るのですが,今回は多めでした。】

 両滝とも崖や高い樹木に包まれているため電波状態は極めて良くない。GPS信号を拾えないと実質的に撮影できないのであまり条件的に良いとはいえないし,川幅が狭いのでかなり制約がある。しかし,様々な番組で紹介される滝の映像を見るにつけ,今まで目にすることの出来なかった画像を撮りたいとの思いが強くなり,慎重にドローンを飛行させる。ただ慎重になりすぎたり緊張したりするあまり,撮影し損ねたりひやっとしたりする場面が何度もあったりするなど撮影中は緊張の連続だった。

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【三条の滝の滝口を真上から落ちていくしぶきの粒まで分かります。】

 三条の滝の撮影を終え,兎田代に向かう急峻な道を越える。いつもの燧裏林道に戻るとちょっと一安心。そして,昨日,渋沢の大滝を撮影したというてばまるさんに確認しながら,紅葉に包まれた渋沢の大滝の撮影も実現させることができたのは大きな収穫だった。今となってはそのルートも荒廃し,たどり着くことさえ困難で幻の大滝になりつつある渋沢の大滝が撮れた喜びは大きい。

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【三条の滝。かなり高度を下げて撮ってみました。しぶきが凄いのですぐに退散・・・】

 最後はいつも以上にヘロヘロになりながら御池に着いた。この辺も紅葉真っ盛りで,日差しがあったらもっともっと綺麗だろうなとしみじみと味わいながら車を走らせた。途中,モーカケの滝に寄り道をして,燧の湯に浸かってから帰宅した。

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【今や幻になりつつある「渋沢大滝」。登山道を整備して欲しいです。】
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